「タイトルを獲得したいならメンタリティを変えなければいけない」 マンUが真の強さを得るために必要な“最後の粘り”

最後に3失点目を喫してしまった photo/Getty Images

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マンUが勝利してもおかしくない試合だった

23日、首位アーセナルとの一戦に臨み、3-2で敗れたマンチェスター・ユナイテッド。好調のチーム相手に健闘したと言えそうだが、指揮官のエリック・テン・ハーグ監督は試合終了間際の失点に納得がいっていないようだ。
 
FWマーカス・ラッシュフォードの強烈なミドルシュートで先制に成功したものの、すぐに追いつかれてしまったこの試合のマンU。後半に入ると逆転を許してしまったが、DFリサンドロ・マルティネスのヘディングシュートで同点とする。しかし、90分にFWエディ・エンケティアに決勝点を押し込まれてしまい、惜しくも勝ち点を逃す結果となった。
 
英『Manchester Evening News』によれば、テン・ハーグ監督はこのような失点をしてしまっていては、タイトル獲得を目指すのは不可能だと考えている模様。現在のマンUはリーグ戦では4位に落ち着いているが、ヨーロッパリーグ、FAカップ、カラバオカップといった全てのカップ戦で生き残っている。
 
「選手たちにトロフィーやタイトルを獲得したいならメンタリティを変えなければいけないと言った。トップゲームに出場していながら3度も大きなミスをして失点してしまうなんてありえないからだ」
 
「特に最後の失点シーンに関しては、勝負の場面だと感じなければならない。勝ち点1を得るので精一杯という状況だったし、その勝ち点1を取らなければならないのだから、トップレベルの試合であのようなゴールを与えてはいけない。それではトロフィーを獲得することはできない」
 
「レフェリーが3回笛を吹いたら試合は終わりということを選手たちは認識しなければならない。それまでは100%集中し、犠牲を払い、苦しみを味わい、ルールと原則に従わなければならない」
 
テン・ハーグ政権1年目から明らかにチーム力が向上しているマンUだが、今季はリーグ戦トップ4フィニッシュやカップ戦タイトル獲得が当面の目標となるだろう。あと一歩のところで勝ち点1を逃してしまっただけに、せめてここで得た教訓を今後に活かしていきたいところだ。

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