大一番でアーセナルを勝利に導いた“ストライカーらしい”2ゴール エンケティアの活躍はジェズスの地位も脅かす

さらなる活躍が期待される photo/Getty Images

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ジェズス不在のチャンスを活かしている

23日にマンチェスター・ユナイテッドとの一戦に臨み、3-2の勝利を収めたアーセナル。この試合ではFWエディ・エンケティアが2ゴールを奪う活躍を見せており、負傷離脱中のFWガブリエウ・ジェズスの地位を脅かしている。
 
夏にマンチェスター・シティからアーセナルへと移籍し、1トップの定位置を確保していたジェズス。ところが彼はワールドカップで負傷してしまい、現在長期離脱中。ワールドカップ明け以降はジェズスの代わりにエンケティアがセンターフォワードとして起用されている。
 
当初は攻撃力の低下や失速も懸念されたが、それは杞憂に終わった。4日に行われたニューカッスル・ユナイテッド戦こそスコアレスドローで終えているものの、ワールドカップ以降の他の試合は全て勝利を飾っている。エンケティアはもちろんのこと、ジェズスの抜けた穴を前線の選手全員で埋めている形だ。
 
そして今回のマンU戦ではエンケティアが爆発。1点を追う17分、MFグラニト・ジャカのクロスに頭で合わせて同点ゴールを奪うと、試合終了間際にはMFマルティン・ウーデゴーのシュート性のボールをゴール前で押し込み、劇的な決勝弾をゲット。どちらのゴールもストライカーらしい動きやポジショニングから生まれたゴールだった。
 
英『Daily Mail』はこのエンケティアの活躍を「恐らくアーセナルのシャツを着て戦った中で最高の出来だった」と称賛しており、「ジェズスが戻ってきたとしても、彼を外すことができるだろうか?」と疑問を投げかけている。
 
シーズン前半戦でジェズスとエンケティアが同時出場した際は、エンケティアが左ウイングに回るといった形がよく見られた。しかし、今回彼がストライカーらしいゴールを決めただけに、ジェズスをウイングに回すといった配置も考えられる。他の選手との兼ね合いもあってその塩梅は難しいところだが、ミケル・アルテタ監督にとっては嬉しい悩みとなりそうだ。

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