“世界最高のクラブ”での未来を切り開くために セバージョスにとって勝負のシーズン後半戦 

今季限りでレアルとの契約が満了を迎えるセバージョス photo/Getty Images

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2試合連続で存在感発揮

レアル・マドリードに所属する元スペイン代表MFダニ・セバージョスは、自らの足で“世界最高のクラブ”での未来を切り開くことができるか。

東京五輪での大怪我など、たび重なる負傷の影響もあってか、カルロ・アンチェロッティ体制になってこの1年半、思うような出場機会を得られていなかった現在26歳のセバージョス。こういった状況に加えて、今季限りでレアルとの契約が満了を迎えることもあり、今夏の退団は免れられないとの報道もある。

しかし、セバージョスは2023年に入って徐々にコンディションを戻しており、19日に行われたビジャレアル戦(コパ・デル・レイのラウンド16)では、1ゴール1アシストの大活躍。チームを逆転勝利へ導いた結果、名将アンチェロッティに「ビジャレアル戦でのパフォーマンスがあったので、スタメンに抜擢すべきだと思った」と言わしめ、続く22日のアスレティック・ビルバオ戦(リーガ・エスパニョーラ第18節)でも見事スタメン入り。そして、この一戦でも豊富な運動量で存在感を発揮するなど、指揮官の期待にしっかり応え、2-0の勝利に貢献していた。
スペイン『MUNDO DEPORTIVO』によると、セバージョスもビルバオ戦での自身の出来に満足しており、試合後に「アンチェロッティが僕にスタメンのポジションを任せてくれた。そして、僕はチームをうまく助けることができたんじゃないかな。これが最も重要なことだよ。木曜日に重要なゴールを決めるという幸運に恵まれ、今日再び素晴らしい役割を果たせた」と述べた。

また、セバージョスは来季以降もレアルでのプレイを望んでいるようで、そのために自身にとって勝負のシーズン後半戦で何をすべきかもきちんと理解している。「彼(アンチェロッティ)は常に『レアル・マドリードは世界最高のクラブであり、最高の場所なんだ』と言い続けてきた。だからこそ僕は、ここに長く留まることができるように努力し続け、歯を食いしばり続けなければならない」と明かしていた。

首位のバルセロナを勝ち点差「3」で追う2位のレアル。こういったビッグクラブにはセバージョスのようなインテンシティの高い汗かき役は必要で、逆転優勝へ向けて彼がキーマンとなるかもしれない。

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