マンUでの生き残りを懸けた“勝負の半年”となる? 開花しきれない中堅マクトミネイはひとまず残留濃厚

ここから序列を上げていけるか photo/Getty Images

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微妙な立場にあるマクトミネイ

23日にアーセナルとのビッグマッチに臨んだマンチェスター・ユナイテッド。この試合ではMFカゼミロが出場停止で欠場となり、代わりにMFスコット・マクトミネイが先発出場を果たした。中盤の強化を目論むニューカッスル・ユナイテッドはそんなマクトミネイの獲得に興味を示しているが、少なくとも今月中に移籍が実現することはなさそうだ。
 
今季からマンUの指揮官を務めるエリック・テン・ハーグ監督は、カゼミロとMFクリスティアン・エリクセンのコンビをレギュラーとして中盤で起用しており、マクトミネイやMFフレッジはベンチスタートがメインとなっている。それでもアーセナル戦のようにカゼミロやエリクセンがスタメンを外れる際は彼らが代役として出場。さらには交代カードの一つの選択肢としてチームの大事な戦力となっている。
 
英『The Athletic』によれば、ニューカッスルのエディ・ハウ監督はそんなマクトミネイの運動量とボールを運ぶ能力に目をつけているようで、獲得候補の一人として考えているという。一方マンUは、マクトミネイに代わる選手を確保するための時間が限られていることや、テン・ハーグ監督が彼をチームの貴重なメンバーの一人として見ていることから、1月の移籍市場の終わり際になって彼を放出するつもりはないようだ。
 
それでもシーズン終了後の去就は不透明であり、夏に改めてマクトミネイの売却が検討されることになるだろうと同メディアは伝えている。現在のマンUの財政状況を踏まえると、ファイナンシャル・フェアプレイの規則(UEFAの定める財政規則)を守った上で新たな選手を獲得するには、まず選手の売却を進めなければならないという背景があるようだ。
 
マクトミネイも気づけば26歳と中堅の域に差し掛かっており、全盛期の多くをバックアッパーとして過ごすのは不本意だろう。この半年でカゼミロ、エリクセンからレギュラーの座を奪えれば理想的だが、そうでなければ思い切って環境を変え、新たなチームでポジション争いに挑んでみるのも悪くないはずだ。

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