強度を見せてミランを圧倒したザッカーニ イタリアで成長続けるウインガーが躍動

勝利に貢献したザッカーニ photo/Getty Images

1ゴール1アシストを記録

セリエA第19節で、ラツィオとミランが対戦した。首位ナポリを追いかける両チームによる上位直接対決となったカードは、ラツィオが4-0と圧倒。この試合で1ゴール1アシストと結果を残し、持ち味を発揮した男がマッティア・ザッカーニだ。

ザッカーニは[4-1-2-3]の左ウイングで先発出場した。チームは前半の早い時間に先制して試合を優位に進める。開始4分、左サイドでザッカーニがボールを受けると中央へと低いパスを供給。するとボールを2人がスルーしたのち、後方から上がってきたセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチが反応し、ゴールネットを揺らした。

先制後も勢いが止まらないラツィオは38分、右サイドから崩し切ると、オーバーラップしたアダム・マルシッチがシュート。ボールはポストに当たるものの、跳ね返りを押し込んだザッカーニが追加点を決めて、前半から2点のリードを得る。後半にも2得点を決めてミランを下し、ラツィオは3位に浮上。ミランとの勝点差を「1」に縮めた。

積極的な仕掛けを見せたザッカーニは、左サイドから強度の高さを発揮。データサイト『SofaScore』によれば、デュエル数17回のうち勝利数「10」を記録しており、ザッカーニの左サイドを起点に攻撃を展開していった。ヴェローナやヴェネツィアで2部や3部も経験するなど、イタリアで実績を積む27歳は今季セリエAで8ゴールとキャリアハイを更新中だ。

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