レアルとの契約延長交渉が進展も…… 悩めるレフティ・アセンシオにはバルサ行きの芽もある

第一希望はレアル残留か photo/Getty Images

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直近のアスレティック・ビルバオ戦には先発出場

夏の移籍が噂されながらも、レアル・マドリードに残ってプレイを続けているFWマルコ・アセンシオ。クラブとの契約は今季限りで満了となるが、依然として契約延長には至っていない。こういった状況もあり、彼の代理人であるジョルジュ・メンデス氏はアセンシオをフリーで獲得できる可能性をレアルの宿敵バルセロナに提示したようだ。
 
今季もMFフェデリコ・バルベルデやFWロドリゴ・ゴエスの壁に阻まれ、リーグ戦先発出場数が3試合に留まっているアセンシオ。『Madrid Universal』によると、2027年までの契約延長でレアルとアセンシオが部分合意に至ったとスペイン『MARCA』が報じたようだが、希望している給与額に相違があり、アセンシオが年俸の引き上げを求めているという。
 
レアル残留の道も広がってきたと言えそうだが、このまま給与面で揉め続ければシーズン終了後にフリーで退団となることもまだ十分に考えられる。スペイン『SPORT』は、アセンシオが数ヵ月前に代理人を変えたことについて触れており、新たな代理人であるメンデス氏が多くのクラブとのコネクションを持っていることについて言及。その中でも良好な関係を築いているバルサに対し、アセンシオのフリー移籍に関する話を持ちかけたと同メディアは伝えている。
 
しかし、まだバルサとの間には何も進展がないようで、アセンシオも「僕が考えているのはレアル・マドリードのことだけだし、僕はここで幸せだ。将来的に何が起こるかは誰にもわからないけどね」とここ数週間以内に話していたようだ。代理人がメンデス氏に代わったことにより、バルサ行きの芽がわずかに出てきたという程度の話だろう。
 
アセンシオのバルサ移籍はライバルクラブへの“禁断の移籍”となる上、出場機会の増加が見込めないことからもあまり現実的ではない。たとえレアルとの契約延長交渉が決裂したとしても、バルサ以外のクラブに移籍する可能性の方が現時点では高いと言えそうだ。

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