「彼の働きぶりや笑顔は伝染する」 首位アーセナルの中心・サカはファンの心を掴める“インビンシブルズ級”のプレイヤーだ

まだ若いが心身ともに一流の選手だ photo/Getty Images

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ミケル・アルテタ監督からの信頼も厚い

19試合を戦い終え、16勝2分1敗の勝ち点50という成績でリーグ首位につけている今季のアーセナル。2003-04シーズン以来のリーグ優勝も徐々に現実味を帯びてきているが、そんなチームの中心には21歳のFWブカヨ・サカがいる。
 
アーセナル生え抜きの選手として2018年からトップチームでプレイしているサカ。今季はここまでリーグ戦19試合全てに出場しており、チーム2位タイの7ゴール、チームトップの7アシストを記録。昨季の11ゴール7アシストは優に超えていきそうな勢いを見せている。
 
最近で言えば、23日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でスーパーゴールを決めたことが印象的だ。右サイドからカットインして左足を振り抜き、強烈なミドルシュートをゴール左下に突き刺した。このサカのゴールで逆転に成功したアーセナルは、最終的に3-2のスコアでマンUを下している。
 
インビンシブルズの一員として2003-04シーズンの無敗優勝を味わったマーティン・キーオン氏は、そんなサカのことを英『Daily Mail』にて絶賛。「フィル・フォーデンのテクニックとマーカス・ラッシュフォードのスピードが一つになったような選手だ」「チーク材のようなタフさも併せ持っている」と彼の良さを表現した。
 
さらに、「彼の働きぶりや笑顔は伝染する」とその振る舞いや影響力の高さもキーオン氏は評価している。「サカほどクラブの文化を理解し、ファンの心を掴みながらプレイする選手はいない」「今の彼はインビンシブルズにもふさわしい選手の一人だ」と最大級の賛辞も送った。
 
アーセナルが引き続き首位をキープしていくためにも、サカの今後の活躍にはより一層期待がかかる。フル稼働状態が続いている上にワールドカップも戦ったとなれば、疲労の蓄積が気になるところだが、最後まで無事に突っ走ることができるか。

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