ソン・フンミンもサラーも“30歳の壁”にぶつかったのか 昨季23ゴールの2人が今季は得点王レースに入れない

サラーの場合はマネ退団も影響しているだろうか photo/Getty Images

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どちらもまだ二桁得点に届かず

今季のプレミアリーグでは、トッテナムFWソン・フンミンの調子が上がらないことが話題となっている。昨季23ゴールを挙げた韓国の絶対的エースが今季は4ゴールと大苦戦しており、はっきりとした原因が分からぬままシーズンは後半戦へと入っている。

しかし、ペースが鈍いのはソン・フンミンだけではない。昨季ソン・フンミンと並んでリーグトップとなる23ゴールを挙げたリヴァプールFWモハメド・サラーも、今季はここまで7ゴール4アシストと数字が上がってこない。

決して悪い数字ではないが、このペースでは20ゴールに乗せるのは厳しいだろう。得点ランクでは1位のマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド(25ゴール)、2位トッテナムFWハリー・ケイン(16ゴール)と大きく差をつけられてしまった。ハーランドのペースは異常だが、本来ならばサラーもケインに近いところまで数字を上げていたはず。近年はサラーとケインで得点王のタイトルを争ってきたところがあるため、2人の間で2倍の差がついているのは少々寂しい。
リヴァプールで気になるのは、FWサディオ・マネの退団だ。ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスら新戦力も揃ってはいるが、長く一緒にやってきたマネとは異なる感覚もあるだろう。現在はディアスも負傷離脱しているため、サラーへの負担が大きくなっているところもあるか。結果的にチームの順位も上がらず、優勝争いからも外れる苦しいシーズンだ。

ソン・フンミンは30歳を迎えて体の状態が変わったのではないかと言われているが、サラーも30歳だ。両者ともチーム状態が上がれば数字も戻ってくるのだろうか。今季のプレミアリーグは昨季得点王の苦戦が目立つシーズンとなっている。

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