オシムヘン&クワラツヘリアの“ナポリコンビ”が止まらない 得点数、アシスト数トップの2人がタイトル争いをリードする

ナポリの攻撃を牽引している2人 photo/Getty Images

33年ぶりのリーグ優勝に向け突き進むナポリ

今季セリエAで旋風を巻き起こしているナポリは30日に行われたローマ戦でも勝利をゲット。勝ち点を53に伸ばし、2位インテルとの勝ち点差13をキープした。そんな中で大きな存在感を放っているのが、今回のローマ戦でもゴールを生み出したFWヴィクター・オシムヘンとFWクヴィチャ・クワラツヘリアの前線コンビだ。
 
今回は2-1のスコアでローマを下したナポリだが、オシムヘンとクワラツヘリアの力でゴールを奪ったのは17分の先制ゴールの場面。DFマリオ・ルイとのパスワークでクワラツヘリアが左サイドを崩すと、少し深めの位置から左足でクロスを上げる。これに反応したのがファーで待っていたオシムヘンであり、胸トラップからの会心の一撃でゴールネットを派手に揺らした。
 
この豪快な一発で今季リーグ戦ゴール数を14に伸ばしたオシムヘンは、アタランタで調子を上げているFWアデモラ・ルックマンに2ゴール差をつけて得点ランキング首位に立っている。
 
さらに、アシスト数を8に伸ばしたクワラツヘリアも、ラツィオのMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチと並んでアシストランキング首位に位置。この事実を踏まえ、英『Squawka』は「(ナポリの)タイトル争いをリードするコンビだ」と2人のことを称賛している。
 
今季から加入した21歳のクワラツヘリアが大当たりだったことは間違いないが、ナポリで3シーズン目を迎えている24歳オシムヘンの成長も大きい。昨季はリーグ戦27試合に出場して14ゴールという結果だったが、今季は出場数16試合時点で14ゴールに到達。単純にチャンスの数が昨季より多いとも考えられるが、91本中29本のシュートが枠内だった昨季に対し、今季はここまで66本中26本を枠内に飛ばすことができている。
 
オシムヘンはこれまでのキャリアにおいて、リーグ戦20ゴール以上を記録したことはないが、ついにその壁を超えることになるのか。このままクワラツヘリアがアシストランク首位を維持し続ければ、必然的にオシムヘンのゴール数も伸びていくことになりそうだ(データは『FBREF』より)。

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