ベンフィカ指揮官がエンソのチェルシー移籍を嘆くも 「これを受け入れて、前へ進む」

アロウカ戦に勝利したベンフィカのシュミット監督 photo/Getty Images

半年間の在籍となった

今冬のビッグディールとなったエンソ・フェルナンデスのチェルシー移籍。移籍金はイングランド史上最高額となる1億680万ポンドと言われており、ベンフィカの売却額でも史上2番目に高額な数字だ。

中盤の司令塔を失ったベンフィカは、プリメイラリーガ第18節でアロウカと対戦。ボランチにはフロレンティーノ・ルイスとシキーニョが先発した今試合は、ジョアン・マリオの2ゴールとペタル・ムサの得点で3-0と勝利した。ベンフィカは各SNSでもエンソ・フェルナンデスについての投稿を一切出していなかったが、ロジャー・シュミット監督が試合後のインタビューにてエンソの移籍について明かした。

「ベンフィカは一人の選手よりもかなり大きな存在だ。我々にはベンフィカでプレイすることに幸せを感じ、情熱的な選手が必要なのだ。選手が出ていくことを決め、クラブが契約解除金を支払えば、我々にできることはない」

指揮官の言葉からチェルシーがベンフィカの設定した契約解除金を支払い、エンソも移籍に前向きだったことが明かされた。それでも監督の言葉通り、既存の選手たちの活躍でエンソ離脱後の初戦も難なく勝利を挙げている。

チェルシーが2度目のオファーを提示する前に指揮官は、エンソの残留を強調していた。しかし最終的には移籍が決まってしまい残念な気持ちや憤りも感じたことだろう。それでも「我々はこれを受け入れ、前に進む」。リーグ制覇とCLの躍進へ、ベンフィカは侮れない存在となる。

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