“NEXT三笘薫”を探せと世界が大騒ぎ リヴァプールは中村敬斗を本気で狙うべきなのか

オーストリアでは中村の人気が上昇中 photo/Getty Images

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クロップ流に合うとの指摘も

新しい三笘薫を探せ。

ブライトンで三笘が活躍するたび、世界中のクラブがそう考えることだろう。もちろんブライトンから三笘を引き抜くのが一番理想的だが、争奪戦は避けられそうにない。今後5大リーグの強豪クラブは三笘の獲得を狙いつつ、三笘に続く才能を持つ日本人選手の発掘に力を入れていくのではないだろうか。

リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』が猛プッシュするのは、オーストリアのLASKリンツで評価を上げるFW中村敬斗(22)だ。
今季オーストリア国内リーグで8ゴールを挙げている中村だが、同メディアがプッシュする理由は攻撃面だけではない。中村が指揮官ユルゲン・クロップのゲーゲンプレスに適応できる守備センスを備えていると評価しているからだ。

「日本サッカー市場は間違いなく成長している。日韓大会から20年が経ち、今やワールドカップの常連国となった日本は昨年のカタール大会で真の強豪と対戦した。ドイツとスペインを破ってグループを首位で通過した日本が準々決勝へ達するのもそう遠くはない。最近のセンセーションは三笘だが、彼だけではない。リヴァプールにとって興味深い選手が1人いる。中村だ。リヴァプールが才能あるウイングの中村をチェックしていても驚きではない」

「中村は1対1の能力も備えており、LASKリンツの売却レコードが約300万ポンドであることを考えれば、彼を安価で獲得できる可能性がある。守備の面でも中村は興味深い特性を備えている。90分平均のインターセプト数は4.97回で、これはリーグのアタッカー部門では1位だ。リヴァプールは彼をチェックし続けていくべきだろう」

ワールドカップでの成功が日本人選手の人気上昇に繋がっているのは間違いなく、カタールの地でドイツとスペインを撃破した意味は大きい。加えてお得な移籍金で獲得可能となれば、5大リーグのクラブが日本人選手に注目するのは自然な流れだ。中村に限らず、Jリーグでプレイしている逸材へ手を伸ばしてくるクラブも増えてくるだろう。

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