CWCでレアル倒して世界の頂点へ ガビゴル、ビダル、D・ルイスらフラメンゴの脅威

南米屈指のタレントを揃えているフラメンゴ photo/Getty Images

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欧州クラブでの経験を持つ実力者を揃えている

1日より、モロッコでクラブワールドカップ2022がスタートした。この大会では欧州勢が主役になることが多く、2013年大会以降は欧州勢が優勝を続けている。今回はレアル・マドリードが参戦しているが、もちろんレアルが優勝候補筆頭である。

対抗馬に挙げられるのは、やはり南米勢よりフラメンゴ(ブラジル)だ。7日の準決勝より登場するフラメンゴも近年はリベルタドーレスで継続的に結果を出しており、戦力は整っている。

最大の注目は前線だ。昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でブラジル代表メンバーに選ばれていたFWペドロ・ギリェルメ、ウルグアイ代表メンバーだったMFジョルジアン・デ・アラスカエタ、2019年のコパ・アメリカ制覇に貢献したブラジル人FWエヴェルトン・ソアレス、さらにフラメンゴの絶対的エースであるガビゴルことガブリエウ・バルボサがいる。ガビゴルもワールドカップメンバーに選ばれてもおかしくなかった。
さらに経験豊富なベテランも見逃せない。最終ラインにはチェルシーやパリ・サンジェルマンでプレイしてきた元ブラジル代表DFダビド・ルイス、アトレティコ・マドリードで活躍した左サイドバックのフィリペ・ルイス、中盤にはユヴェントスやインテル、バルセロナで数多くのタイトルを手にしたチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが加わっている。

米『ESPN』はこれらフラメンゴの補強策を高く評価している。近年の彼らはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(→レアル・マドリード)、MFルーカス・パケタ(→ミラン)など才能ある若手を欧州のビッグクラブに売却し、その売却益で経験豊富なベテラン選手を獲得してきた。

さらにインテルで結果を出せなかったガビゴル、マルセイユでプレイしていたMFジェルソン、同じくフランスのリールでプレイしていたMFチアゴ・マイアなど、欧州で一定期間プレイした選手も積極的に呼び戻している。

欧州で経験を積んだ選手を揃えているのは1つの強みで、同メディアは「今の彼らは各大陸のライバルを一掃するだけの力を持つ」と評価。欧州の壁を破り、フラメンゴが優勝してもおかしくないと見ている。

南米勢は長らく欧州勢のライバルであり、資金力に差があるとはいえ欧州勢にクラブワールドカップを支配されている現状は許し難いものがあるだろう。南米勢の意地を見せられるのか。今年のフラメンゴは興味深いチームだ。

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