マンUは後半戦もマルシャル抜きで戦っていくことになるのか なかなか実現しない“CF3人体制”

マルシャルの稼働率が上がらない photo/Getty Images

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ベグホルスト頼りになりそうな後半戦

出場すればそれなりのパフォーマンスを見せるが、あまりにも負傷離脱が多いマンチェスター・ユナイテッドのFWアントニー・マルシャル。直近のクリスタル・パレス戦でもメンバー外となってしまったが、シーズン後半戦もこの状態が続いていくのか。
 
今季からチームの指揮をとるエリック・テン・ハーグ監督はプレシーズンからマルシャルをセンターフォワードの第一選択肢とみなしていたが、彼はリーグ開幕戦前に負傷してしまい、スタートダッシュに失敗していた。その後も負傷離脱を繰り返し、今季の彼の公式戦出場数はここまで14試合に留まっている。
 
今年に入ってからも、45分のみの出場となった先月14日のマンチェスター・シティ戦の後、2週間ほど離脱していたマルシャル。今月2日に行われたカラバオカップ準決勝ノッティンガム・フォレスト戦の2ndレグで復帰を果たし、途中出場から決勝弾を奪う活躍を見せたが、続く5日のパレス戦では再びメンバー外となっていた。
 
クラブの公式HPによると、テン・ハーグ監督はマルシャルがパレス戦を欠場することを試合前に明らかにしていたようで、その理由についてはこのように述べていた。
 
「復帰した時、彼(の状態)は後退した。彼はここから立て直していけると考えていたようだが、少しだけ前の状態に戻ってしまったんだ」
 
「我々は待たないといけないし、無理にやらせないよう我慢しなければならない」
 
幸いにも、1月の移籍市場で獲得したFWボウト・ベグホルストがすでに最前線で好パフォーマンスを披露しており、左ウイングとCFを兼任するFWマーカス・ラッシュフォードも、当のパレス戦でCFにポジションを変えた後に決勝ゴールを決めている。
 
できることならマルシャル、ベグホルスト、ラッシュフォードのCF3人体制を敷きたいはずだが、この2人のパフォーマンスを踏まえればこのままマルシャル抜きでもなんとか戦っていくことができるだろう。チーム全体の疲労が色濃くなっていそうなシーズン終盤で戦力として計算できれば御の字と言えそうだ。

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