2年ぶりにプレミアへ復帰した男がフラムをけん引 優勝の味を知るウィリアンは昇格組を躍進させる

先発出場したウィリアン photo/Getty Images

今季はリーグ戦15試合2ゴール

昨季は圧倒的な攻撃力を見せ、リーグ戦で106ゴールを記録してチャンピオンシップを制したフラム。2年ぶりに戦うプレミアリーグでここまで好成績を残しており、暫定ながらチェルシーやリヴァプールを上回り、8位に位置している。

そんなフラムに今季から加入して攻撃陣をけん引する男がウィリアンだ。プレミアリーグで優勝経験もあるウインガーが、左サイドから積極的に仕掛けてチームの攻撃に厚みを増している。

2013年にアンジ・マハチカラからチェルシーへ加入したウィリアンは、レギュラーとしてチームを勝利に導いた。翌年にはリーグ戦36試合に出場しており、プレミアリーグ優勝に貢献。その後もキャリアハイを更新し、16-17シーズンには34試合8ゴール、19-20シーズンには36試合9ゴールを記録している。

20-21シーズンにはアーセナルへと移籍して結果を残していたものの、新型コロナウイルスへの感染もあり、1年でチームを退団。コリンチャンスを経て今季よりフラムへ移籍し、2シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を決めている。

スピードと切れ味鋭いドリブルだけでなく、プレミアで培った強度も持ち合わせているウィリアン。古巣対戦となったプレミアリーグ第22節のチェルシー戦でもゴールこそ奪えなかったが、75分間のプレイでデュエル数13回のうち、勝利数「10」を記録。さらにドリブル数も7度試行して成功数は「6」と持ち味を発揮する。王者も経験する34歳が武器となり、昇格組の躍進を支えているのだ。

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