契約解除金“200億円”超えだった男の現在 ブスケッツの後釜と称されたスペインの逸材はケガに苦しみ……

バルサでは出場機会を得られず photo/Getty Images

今季はポルトガルでプレイする

今冬はミハイロ・ムドリクとエンソ・フェルナンデスが1億ユーロを超える移籍金でチェルシーへ加入。特にエンソ・フェルナンデスは、移籍市場最終日にベンフィカの設定した契約解除金をチェルシーが満額支払って移籍決定となった。

そんなエンソのように過去に高額な契約解除金を設定されるほどの逸材だった男は、現在ポルトガルで新たなキャリアを歩んでいる。2021年までバルセロナに所属していたオリオル・ブスケッツだ。

ブスケッツはバルセロナのアカデミーで育ち、2017年にトップチームへ昇格した。Bチームでは中盤で欠かせない存在へと成長しており、U-19スペイン代表にも選ばれていた逸材。18-19シーズンには契約を3年延長し、当時の契約解除金は約2億ユーロ(当時約259億円)に設定される。185cmという長身やボールテクニックに名前も相まってセルヒオ・ブスケッツの後釜として大きな期待を寄せられた。

しかしバルセロナではケガの影響もあり出場機会をつかむことができず。19-20シーズンにはエールディヴィジのトゥウェンテに期限付き移籍して主力として活躍するものの、バルセロナではカップ戦の出場のみで契約は終了。昨季フリーでフランスのクレルモンへと移籍するも、リーグ・アンはわずか9試合の出場に終わり、1年でチームを退団した。

そんなブスケッツは今季からアロウカ(ポルトガル)へと移籍している。今季はプリメイラリーガで14試合に出場。ここまでサブからのスタートが続いており、自身のポテンシャルを発揮することが求められるだろう。24歳となったブスケッツだが、ここからさらなる飛躍は見られるのか。スペインの逸材はポルトガルから再び成り上がっていく。

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