徳島の“新8番”はクラブをJ1へと導けるか 12年ぶり復帰の副将・柿谷曜一朗が魅せる今季

今季名古屋から徳島へ移籍した photo/Getty Images

過去には2011年まで所属

徳島ヴォルティスは今季のキャプテンと副キャプテンを発表しており、キャプテンには昨季と同じく石井秀典が主任。副キャプテンは、昨季も務めた田向泰輝、白井永地、西谷和希に加え、新加入の柿谷曜一朗が就任した。

特に今季の徳島で注目されているプレイヤーが柿谷だろう。セレッソ大阪在籍時の2009年途中に徳島に期限付き移籍で加入した柿谷は、初年度から中心として活躍。J2で27試合4ゴールを記録すると、2011年には36試合で6ゴールを記録し、当時のクラブ史上最高位である4位まで徳島を押し上げている。

柿谷は2年半の徳島での武者修行を経て2012年にセレッソ大阪へ復帰。翌年にはJ1で34試合21ゴールと結果を残し、FIFAワールドカップ・ブラジル大会を戦う日本代表に選出され、スイスのバーゼルでもプレイするなど大きく羽ばたいた。

2011年以来12年ぶりの徳島復帰を遂げた今季は、当時とも状況や年齢も異なっている。結果を残すことを求められるのは変わらないが、33歳となって若手選手の手本となる存在へと期待されている。副キャプテンになって、その意識はより色濃く出るだろう。

クラブは2020年にJ2優勝も、わずか1年でJ2へ降格。昨季は優勝を目指すものの、8位とJ1参入プレイオフ入りできず悔しいシーズンとなった。徳島の“新8番”がチームをJ1へと導けるか。

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