昨夏の“プレミア・ワースト新戦力イレブン”にチェルシーから最多3名も 今冬の大型補強は当たるのか

クリバリもナポリ時代ほどのインパクトはない photo/Getty Images

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今冬の新戦力たちも厳しくチェックされることになる

今冬もFWミハイロ・ムドリクやノニ・マドゥエケなど積極的な補強に動いたチェルシー。話題性は抜群だが、これら豪華補強はヒットするだろうか。

昨夏の補強に関しては、厳しい評価もある。英『The Sun』は『プレミアリーグ昨夏の新戦力失敗イレブン』と題し、ここまで期待に応えられていない新戦力を11名リストアップしているが、チェルシーからは最多3選手が選ばれている。

ナポリから加えたDFカリドゥ・クリバリ、ブライトンから獲得したDFマルク・ククレジャ、マンチェスター・シティから獲得したFWラヒーム・スターリングだ。
クリバリの獲得には3400万ポンドの移籍金を投じており、昨夏の段階ではバーゲン補強になるとの期待もあった。ナポリではセリエAトップクラスのセンターバックとの評価を得ており、地上戦から空中戦まで高い能力を備えた選手であることに疑いはない。しかし今季はチームが全体的に低迷しており、クリバリもナポリ時代と同等の評価は得られていない。

スターリングは4750万ポンドとされる移籍金で加わっており、マンCでの実績や移籍金額を考えればチームの中心となるべき選手だ。しかし、ここまでリーグ戦4ゴールと結果を残せていない。

ククレジャの獲得には2人を超える6000万ポンドもの費用がかかっており、移籍金に見合うパフォーマンスかどうかは微妙なところだ。

今回の『プレミアリーグ昨夏の新戦力失敗イレブン』の残りの8人はGKネト(バルセロナ→ボーンマス)、DFティロ・ケーラー(パリ・サンジェルマン→ウェストハム)、DFドゥイェ・チャレタ・カー(マルセイユ→サウサンプトン)。

MFカルヴィン・フィリップス(リーズ・ユナイテッド→マンチェスター・シティ)、ビリー・ギルモア(チェルシー→ブライトン)、ジョー・アリボ(レンジャーズ→サウサンプトン)。

FWアントニー(アヤックス→マンチェスター・ユナイテッド)、リシャルリソン(エヴァートン→トッテナム)が選出されており、やはり移籍金が高額だった選手はどうしても評価が厳しくなる。特にアントニーの移籍金は8500万ポンドだ。

果たして今冬チェルシーが加えた逸材たちは成功例となるだろうか。今冬から来季へかけて厳しくチェックされることになるはずで、大きな話題を呼んだ今冬の札束攻勢は将来の成功に繋がるのだろうか。

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