W杯であれだけ走ったのに“疲れない男” スプリントをかけ続ける前田大然の才能は特別だ

セルティックで調子を上げている前田 photo/Getty Images

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スピードと運動量は日本が世界と戦うために必要な武器だ

今季はシーズン途中にFIFAワールドカップ・カタール大会が挟まれる異例のシーズンとなっており、カタール大会に参加した選手の中には疲労の影響でパフォーマンスが落ちたと指摘される者もいる。

しかし、日本代表のベスト16入りに貢献したセルティックFW前田大然には関係がない。もちろんワールドカップ決勝まで戦ったアルゼンチン代表とフランス代表の選手たちに比べれば疲労度は違うだろうが、前田の運動量も驚異的だ。

カタール大会でも前線から猛烈なスピードと運動量で相手DFを追い回していたが、それはセルティックに戻ってからも変わらない。大会終了後からセルティックでは4ゴール1アシストと結果を出しており、地元メディア『Read Celtic』も前田のパフォーマンスがワールドカップ後から上がっていると称える。
「カタール大会終了後も前田の貢献度は低下していない。むしろ彼のパフォーマンスは改善されており、セルティックにとっていかに優れた存在かを証明している。ゴールを決めなかったゲームでも、彼はチームに貢献している。その例として最近のセント・ジョンストン戦を見れば分かるだろう」

横浜F・マリノス時代より前田のスプリント量の多さは有名だったが、その献身性とスピードが世界でも通用することはカタール大会とセルティックで証明された。運動量とスピードはトレーニングで鍛えることも可能だが、持って生まれたものも大きいだろう。前田の走り続けるスタミナと日本人離れしたスピードは特別な武器だ。

カタール大会ではベスト16のクロアチア戦で得点も記録し、自信をつけたはず。カタール大会終了後も疲労などまるで感じさせず、2023年も前田は走り続けている。

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