テン・ハーグ采配がズバリ的中 ラッシュフォード&ガルナチョ弾でマンUが今度こそリーズに勝利

またもラッシュフォードがヘディングからゴールを決めた photo/Getty Images

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テンションの高い試合となった

12日、プレミアリーグ第23節リーズ・ユナイテッド対マンチェスター・ユナイテッドの試合が行われた。延期されていた第8節マンU対リーズの試合が9日に実施されたため、両者は対戦したばかり。この時は2-2のドローという形で幕引きとなっていた。

序盤は高い強度での守備を見せたリーズが押し込む展開となった。4分には左サイドでボールを持ったDFマクシミリアン・ウーバーがクロスを入れ、FWパトリック・バンフォードが左足でシュート。GKダビド・デ・ヘアが弾いたボールをFWクリセンシオ・サマーフィルが詰めたが、このシュートはバーの上へと超えていった。

徐々にマンUも前に出ていけるようになっていき、20分にこの試合最初のシュートを放つ。右サイドでFWジェイドン・サンチョがボールをキープし、駆け上がってきたMFブルーノ・フェルナンデスへとパス。彼のシュートは枠の左へと外れていった。
その後も激しい攻防を繰り広げた両チーム。なかなか決定的な場面は訪れなかったが、ハーフタイム直前に見せ場がやってきた。まずは44分、リーズの最終ラインから前線にロングボールが送られると、右サイドのサマーフィルが抜け出す。シュートまで至ったがここはデ・ヘアが右手一本でセーブした。

そして前半アディショナルタイムにはマンUがリーズゴールに迫る。B・フェルナンデスが高い位置でボールを奪い、キーパーと1対1の場面を迎えたが、リーズの守護神イラン・メリエもビッグセーブを披露。0-0のままハーフタイムを迎えた。

後半に入ってからもリーズの勢いは衰えない。47分にサマーフィルが鋭いミドルシュートを放つと、48分にはDFルーク・アイリングの折り返しにFWジャック・ハリソンが合わせたが惜しくも枠の右へ。51分にはFKの跳ね返りに反応したアイリングがダイレクトでシュートを打ったが、相手に当たってコースが変わり、枠を捉えることはできなかった。

ゴールが欲しい両チーム指揮官はお互いに攻撃のカードを切る。リーズが一足先にバンフォードを下げてFWジョルジニオ・ラターを投入。続いてマンUがサンチョとDFタイレル・マラシアを下げ、FWアレハンドロ・ガルナチョとDFリサンドロ・マルティネスをピッチへ送り出す。マンUはB・フェルナンデスが右へ移り、FWボウト・ベグホルストとラッシュフォードが縦並びの2トップのような位置関係となった。

この交代が効果を発揮したのはマンUの方だった。試合の均衡が破れたのは80分。MFマルセル・ザビッツァーが右から左へサイドチェンジすると、ボールを受けたDFルーク・ショーがクロス。FWマーカス・ラッシュフォードが頭でこれに合わせ、先制点をゲットした。

さらに85分、今度は途中出場のガルナチョが結果を出す。ベグホルストのパスに抜け出したガルナチョが左サイドからエリア内に侵入。冷静にニアを撃ち抜き、リードを2点とした。

その後もマンUはラッシュフォードとベグホルストの2人がネットを揺らす場面があったが、どちらもオフサイドでゴールとはならず。0-2のまま試合終了のホイッスルを迎えた。今節は上位陣の多くが勝ち点を取りこぼしているだけに、4位フィニッシュを狙いたいマンUとしては大きな勝利となっただろう。リーズも強度の高い良いサッカーを見せたが、最終局面でマンUを上回ることができなかった。

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