「プレイしていようがいまいがチームを勝たせたい」 バックアッパーでも腐らない主将マグワイアの模範的な姿勢

リーズ戦でゴールを決めたアレハンドロ・ガルナチョ(左)とマグワイア(右) photo/Getty Images

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出番が大幅に減った今季のマグワイア

9日に対戦したばかりのリーズ・ユナイテッドと12日に再び相まみえ、0-2の勝利を飾ったマンチェスター・ユナイテッド。この試合で今季5度目のリーグ戦先発出場を果たしたDFハリー・マグワイアは難しい時間を過ごしているが、試合後には模範的なコメントを残している。
 
プレミアリーグにおいては、先月3日のボーンマス以来のスタメン入りとなった今節のマグワイア。最近はセンターバックで起用されることも多いDFルーク・ショーとコンビを組んでリーズの攻撃陣と対峙した。危ないパスミスを犯す場面も何度かあったが、空中戦での強さは見せつけ、クリーンシート達成に貢献している。
 
英『Daily Mail』によると、マグワイアは試合終了後に今回の勝利について、英『Sky Sports』にこのように述べている。
 
「試合に勝つことが最も重要だ。僕はチームのキャプテンだし、自分のことよりもチームのことを第一に考えている」
 
「自分がプレイしていようがいまいがチームを勝たせたいし、成功させたいと思っているから、ここまでは良いシーズンだったと言えると思う」
 
「この1週間は勝つことができていなかったから、この勝利がファンにとってどれだけ重要なものかは分かっている。我々は落胆していたし、今日はリベンジすることが目的だとわかっていた。そしてそれを成し遂げることができた」
 
マンチェスターとリーズの間には15世紀に起こった薔薇戦争から続く歴史的な因縁があり、マンチェスター・ユナイテッドとリーズ・ユナイテッドの対戦は“ローズダービー”と呼ばれている。9日に両者が対戦した際は2-2のドローで終えていたため、今回の勝利によりマンUが1勝1分と勝ち越した形だ。
 
レギュラーとしてマンUの躍進に貢献できていないことは歯がゆいかもしれないが、自分よりもチームやファンを優先できるマグワイアの姿勢やコメントはキャプテンにふさわしいものと言えるだろう。彼がピッチ外でチームにもたらしている影響は大きいはずだ。

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