好調時は“プレミアNo.1のボールハンター”となれる カゼミロ不在の穴を埋めるフレッジが驚異のボール奪還数を記録

12日のリーズ戦で好パフォーマンスを見せたフレッジ photo/Getty Images

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負傷者続出で中盤の層が薄い現在のマンU

MFカゼミロが5日のクリスタル・パレス戦でレッドカードを受けたことにより、その後のプレミアリーグ3試合を彼抜きで戦うことになったマンチェスター・ユナイテッド。12日にはその2試合目となるアウェイのリーズ・ユナイテッド戦が行われたが、カゼミロに代わってスタメン入りしているMFフレッジがここで素晴らしいパフォーマンスを見せている。
 
9日に行われたホームのリーズ戦は2-2のドローで終えていたマンU。わずか数日後の再戦となった今回の試合では、リーズが高い強度の守備でマンUを苦しめた。しかし、後半に入ってからのエリック・テン・ハーグ監督の采配が功を奏し、FWマーカス・ラッシュフォードとFWアレハンドロ・ガルナチョがゴールをゲット。0-2の勝利を収めている。
 
そんな中で驚異的なスタッツを残したのがフレッジだ。データサイト『Opta』によると、今回の試合でフレッジがタックルを成功させてボールを奪い返した回数は8回。これはここ2年以上におけるプレミアリーグの最多記録となっているようで、最後に同様の数字を残していたのは、サウサンプトンでプレイしているDFカイル・ウォーカー・ピータースだったという。2020年末に行われたフラム対サウサンプトンでの出来事だったようだ。
 
9日のリーズ戦では低調なパフォーマンスに終わっていたフレッジだが、好調であればカゼミロを上回るどころか、プレミアでも屈指のボールハンターとなれることを今回の試合で証明してみせた。
 
マンUは17日にヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレイオフのアウェイ・バルセロナ戦を控えており、この試合ではカゼミロが出場可能となる。ところが英『Manchester Evening News』によると、ここ2戦フレッジとコンビを組んでいたMFマルセル・ザビッツァーがこのバルサ戦を欠場する模様。彼はシーズン前半にバイエルン・ミュンヘンの一員としてチャンピオンズリーグを戦っているが、その際に受けた出場停止処分が今回のバルサ戦に引き継がれてしまうようだ。
 
そうなるとフレッジとカゼミロの2人が中盤でスタメン起用されると考えられるが、好不調の波が激しいフレッジはこの大一番で今回のリーズ戦のようなパフォーマンスを見せることができるか。何度もボールを刈り取る彼の姿に期待したい。

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