いざ12-13ファン・ペルシー超えへ 今のラッシュフォードなら破れるかもしれない“30ゴールの壁”

30ゴール以上も見えてきているラッシュフォード photo/Getty Images

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チームを勝利に導くエースと化している

ワールドカップが終了して以降、公式戦15試合で13ゴールと驚異的なペースで得点を積み重ねているマンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォード。このままいけば、かつてこのクラブで活躍したロビン・ファン・ペルシー氏の記録を抜くこともできそうだが油断は大敵だ。
 
直近のリーズ・ユナイテッド戦でもDFルーク・ショーの左からのクロスに頭で合わせ、チームに貴重な先制点をもたらしていたラッシュフォード。このゴールにより、彼は今季の公式戦ゴール数を21まで伸ばしている。
 
これを受け、英『Manchester Evening News』は、ラッシュフォードが2019-20シーズンに記録した自己最多得点22にあと1ゴールまで迫っていると指摘。そして、2012-13シーズンのファン・ペルシー氏以来、マンUの選手が1シーズン30ゴールの壁を破ったことがないことにも触れている。
 
ラッシュフォードが2012-13シーズンのファン・ペルシー氏に並ぶためには少なくともあと9ゴールが必要だが、今のペースを維持できれば問題なく達成できるだろう。同メディアによると、エリック・テン・ハーグ監督も今のラッシュフォードを「間違いなくその(ヨーロッパで最高の選手の)一人だ」と評価しているが、このような警鐘も鳴らしている。
 
「もし(今の状況に)満足してしまえば、ゴールは止まるだろう。満足は怠惰に繋がるからだ。毎日努力を続けなければならない」
 
「努力を続け、毎試合集中し、エネルギーと信念を持ち続ければ、彼はゴールを決めるだろうし、今後もゴールを決め続けるだろう」
 
「監督として、コーチングスタッフとして、彼を後押ししなければならないと思っているが最終的には選手次第だ。彼が集中力を欠いた時に得点が止まるのは明白だ」
 
今季はマンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドが現時点でリーグ戦26ゴールを決めているため、リーグ戦12ゴールのラッシュフォードがプレミア得点王となることは難しいかもしれない。
 
しかし、自らのキャリアハイを更新し、公式戦30ゴール以上を達成するだけでも彼自身にとって大きな励みとなるはずだ。そのためにもまずは17日に行われるヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレイオフ、バルセロナ戦でまた少し今季のゴール数を積み上げることに期待したい。

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