“38歳”で《プレミアDF部門タックル成功率No.1》の衝撃 まるで衰えぬT・シウバ驚異の守備能力

チェルシーの最終ラインを束ねるチアゴ・シウバ photo/Getty Images

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タックルを失敗しない番人

今季はなかなか白星を増やせない難しいシーズンとなっているが、チェルシーの最終ラインを束ねる38歳のDFチアゴ・シウバの存在感はさすがの一言だ。

相変わらず衰えを感じさせず、ベテランらしい読みの鋭さも健在。危険の芽を摘み、確実にボールを奪ってくる。

データサイト『WhoScored』が注目したのがタックル成功率だ。チアゴ・シウバはリーグ戦で37回のタックルを試み、そのうち32回を成功させている。成功率は86.5%と高く、これは今季のプレミアリーグ全体では7番目、センターバックに限れば最高の成功率なのだ(第23節終了時点)。
今月10日にはクラブとの契約を1年延長することが決まり、契約は2024年夏までとなった。パフォーマンスレベルはもちろんだが、若い選手が増えている現在のチェルシーをまとめる意味でもチアゴ・シウバは重要なリーダーと言えよう。

今季の結果は厳しいものとなっているが、来季は今冬に獲得したFWミハイロ・ムドリクやノニ・マドゥエケ、DFブノワ・バディアシルといった若手実力者を上手くチームに組み込んで優勝を目指さなければならない。その際に若手をまとめるリーダーが必要だ。

チアゴ・シウバならばその役割をこなしてくれるはずで、パフォーマンスの部分も信頼できる。新生チェルシーに38歳の番人は不可欠であり、来季も十分にプレミアで戦えるだろう。

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