“プレミアの直接FK王”は直近7戦3発 今季中もありえるウォード・プラウズのベッカム超え

チェルシー戦で直接FKから決勝点を決めたウォード・プラウズ photo/Getty Images

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セットプレイはサウサンプトンの大きな武器

フリーキックの名手と言われて思い浮かべる選手は人によってそれぞれだが、今のプレミアリーグに限定すれば、サウサンプトンのMFジェイムズ・ウォード・プラウズの名前が多く挙がるのではないか。彼は19日に行われたチェルシー戦でも直接FKからゴールを決めており、プレミアリーグの直接FKゴール数最多記録まであと1本に迫っている。
 
今季はプレミアリーグ第18節フラム戦、第20節のエヴァートン戦で直接FKを決めていたウォード・プラウズ。第24節チェルシー戦でも前半アディショナルタイムにゴール左隅へ直接FKを沈めており、サウサンプトンはこの1点を最後まで死守。0-1の勝利を飾っている。
 
これにより、ウォード・プラウズのプレミアリーグ通算直接FKゴール数は17となった。現状、プレミア最多記録を保持しているのはかつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したデイビッド・ベッカム氏であり、彼の記録は18本。ウォード・プラウズがベッカム氏に肩を並べるまであと1本に迫っている。
 
英『90min』は、ウォード・プラウズがベッカム氏の記録に並ぶのがいつになるのかを考察している。彼のここまでの通算プレミア出場数は328であり、直接FKが決まるペースは19.2試合に1本。今季のサウサンプトンの残り試合数は15試合であり、数字上では来季初めの達成となる可能性が高い。
 
しかし、リーグ戦直近7試合で3本の直接FKを決めている調子の良さを踏まえれば、シーズン終了までにベッカム氏の記録に並ぶことも十分可能だろう。場合によっては今季中のベッカム超えすら視野に入るはずだ。
 
サウサンプトンの次の試合は26日のリーズ・ユナイテッド戦であり、20位と19位の対戦。サウサンプトンにとっては最下位脱出を懸けた重要な一戦となる。ここでウォード・プラウズが直接FKを決めてチームを勝利に導けばサウサンプトン関係者にとって申し分ない展開となるはずだが、2戦連発実現はあるか。

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