イランの大エースがブンデスで“1ゴール”のみの現実 アジア最高級FWアズムンの前に5大リーグの壁

レヴァークーゼンでプレイするアズムン photo/Getty Images

ロシアでは得点を量産していた

やはり欧州5大リーグの壁は厚いということだろうか。ドイツのレヴァークーゼンでイランのエースがもがいている。

ブンデスリーガ20試合に出場して僅か1ゴールと苦戦しているのは、昨年1月にロシアのゼニトからレヴァークーゼンへ移籍したイラン代表FWサルダル・アズムンだ。

若い頃より注目されてきたアズムンは、ロシアの国内リーグで通算208戦85ゴール38アシストと見事な成績を残しており、イラン代表でも通算68試合で41ゴールを記録。昨年のワールドカップ・カタール大会もイランのエースとして戦っており、イランより出てきたアジアトップクラスのストライカーとの評価だった。

しかし、レヴァークーゼンでの挑戦は思うように進んでいない。センターフォワードの位置にはチェコ代表FWパトリック・シックが構えており、アズムンは定位置を確保できていないままだ。今季はシックが負傷離脱している期間があったが、アズムンも負傷するなどアピールに失敗した。

チームには他にもシックと同じチェコ代表FWアダム・フロジェク、長期離脱から戻ってきたドイツ期待の若手MFフロリアン・ヴィルツといったタレントが揃い、彼らを最前線に配するケースもある。19日のマインツ戦では今季リーグ戦3度目の先発出場を果たしたが、得点は決められず。

ここまでは苦しい時間が続いているが、まずは今季初ゴールを決めたいところ。アジアとロシアではその実力を発揮してきたが、ブンデスリーガでも成功を掴めるか。

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