輝きを放ったトロサール&マルティネッリの前線コンビ アーセナルがレスターを下し2連勝、冨安も終盤に出場

マルティネッリは倒れ込みながらシュートを決めた photo/Getty Images

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終始アーセナル優勢の展開となった

26日、レスター・シティ対アーセナルの一戦が行われた。ホームのレスターは12日のトッテナム戦、19日のマンチェスター・ユナイテッド戦と強豪との試合が続いている。トッテナム戦では4-1の大勝を飾っただけに、首位チームからも勝ち点を奪うことが期待された。一方のアーセナルは前節のアストン・ヴィラ戦で公式戦5試合ぶりの勝利をゲット。2連勝を達成して再び首位独走体勢に入りたいところだ。

アーセナルのミケル・アルテタ監督はFWエディ・エンケティアでなくFWレアンドロ・トロサールをセンターフォワードで先発起用してきた。序盤からそのアーセナルが押し込む展開となったが、なかなか決定機を作るには至らない。

それでも26分にCKの流れからトロサールがネットを揺らす。レスターのGKダニー・ウォードが中央に飛んできたクロスをパンチングで弾くと、こぼれ球にMFグラニト・ジャカが反応。彼からの落としを受けたトロサールがゴール右隅に見事なシュートを決めた。しかし、競り合いの際にDFベン・ホワイトがウォードの腕を掴んでしまっていたため、VARが介入した結果ノーゴールの判定に覆っている。

受け身のレスターもやられっぱなしではなく、カウンターからチャンスを作る。31分、FWケレチ・イヘアナチョが最終ラインを抜け出してループシュートを決めたが、少し遅れてからオフサイドフラッグが上がった。

43分には左サイドでボールを受けたFWガブリエウ・マルティネッリが縦に仕掛けてから左足でシュートを放ったもののこれは枠の外。両チームともに枠内シュート0、レスターに関してはシュート数も0のまま前半が終了した。

後半に入るといきなりアーセナルが試合を動かす。46分、左サイドにいたトロサールがロングボールに抜け出すと、インナーラップしてきたマルティネッリへ股抜きのパス。マルティネッリが倒れ込みながらゴール右隅へとシュートを流し込んだ。この直後、マルティネッリはゴールセレブレーションもすることなくその場に倒れ込んでしまったが、幸いにも大事には至らなかったようでそのままプレイを続行している。

55分にもそのマルティネッリが決定機を作る。MFマルティン・ウーデゴーのスルーパスに反応し、最終ラインを抜け出すと並走したFWブカヨ・サカへ横パス。サカがそのまま押し込んだが、マルティネッリの飛び出しがオフサイドだったためゴールは認められなかった。

同点ゴールを奪いたいレスターは、FWジェイミー・バーディとMFユーリ・ティーレマンスを投入。65分には早速バーディがMFキアナン・デューズバリー・ホールのクロスに飛び込んだが、ここはDFガブリエウ・マガリャンイスが倒れ込みながら防いだ。

72分、再びレスターがアーセナルゴールに迫る。中央でボールを受けたデューズバリー・ホールが左足で惜しいミドルシュートを放ったが、わずかに枠の左へと外れた。レスターとしてはこれがこの試合最初のシュートとなった。

逃げ切りたいアーセナルは84分にウーデゴーに替えて復帰したMFトーマス・パルティを投入。パルティはそのままウーデゴーのいたトップ下のポジションへと入り、中盤の守備強度が上がった。さらに、後半アディショナルタイムにはDFオレクサンドル・ジンチェンコに代わってDF冨安健洋が出場。最後は意地を見せたいレスターがアーセナルを攻め立てたが、0-1のまま試合は終了した。

アーセナルは押し込みながらもなかなかゴールを奪えなかったが、1点を守りきり勝ち切れたことは大きいだろう。リーグ戦2連勝の勢いを維持し、再び2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を広げていくことができるか。

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