奇跡のブンデス制覇へいざバイエルン崩し 大躍進のウニオンが面白い「恐れる必要はない」

後半戦から調子を上げるウニオン・ベルリン photo/Getty Images

バイエルンの取りこぼしで差が縮まった

今季のブンデスリーガがここまで激戦になると予想していただろうか。

今季は開幕からウニオン・ベルリンが一歩抜け出した。開幕から7試合を無敗で駆け抜けるサプライズスタートを切ったのだ。その後中盤で失速してしまったのだが、FIFAワールドカップ・カタール大会による中断期間にチームを立て直した。年明けからは再び無敗を維持しており、現在は2位バイエルンと勝ち点で並んでいる(43ポイント)。

そして26日、ウニオン・ベルリンはバイエルンとの直接対決に臨む。まだ試合数は残っているが、ここで勝てばバイエルンをかわせる。サポーターも第22節の段階で王者バイエルンと競り合えるとは予想していなかっただろう。

独『Bild』によると、今冬チームに加わったMFアイッサ・ライドゥニは「バイエルンとは同じ勝ち点だ。恐れる必要はない。僕たちにはクオリティがあるんだ。必要なのは勇気と自信だよ。そこから何かを掴み取れる」とコメントしており、王者相手にも恐怖心はない。

ヨーロッパリーグ決勝トーナメント・プレイオフでもアヤックスを撃破し、ベスト16進出を決めるなどチームは絶好調。一方のバイエルンは後半戦から取りこぼしが目立っており、今回の直接対決は何か起きるかもしれない。

後半戦からはドルトムントも調子を上げており、ドルトムントは一足先に第22節を戦ってホッフェンハイムに1-0で勝利。勝ち点を46に伸ばし、暫定ながら首位に立っている。急激に調子を上げてきたウニオン・ベルリンとドルトムントがどこまでバイエルンに喰らいつけるのか。ブンデスリーガが一気に面白くなってきた。

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