吉田麻也が“真の相棒”を見つけた 最下位シャルケ、残留へ向けて反撃開始

シャルケ守備陣の安定感が日に日に増している photo/Getty Images

守備面が安定したことで後半戦5試合負けなし

上位争いだけでなく、残留争いも大混戦模様となっているブンデスリーガ。その中で、最下位に沈む名門シャルケが息を吹き返してきた。

シャルケは25日、ブンデスリーガ第22節でシュツットガルトと対戦した。ドミニク・ドレクスラーとマリウス・ビュルターのゴールで前半に2点のリードを奪うと、後半はシュツットガルトの反撃を1点に抑え、2-1の勝利。残留を争うシュツットガルトとの直接対決を制したことで、シャルケは残留圏内まで勝ち点差が3ポイントとなっている。

また、この一戦の結果で、今季後半戦の開始からここまで5試合負けなし(1勝4分)となったシャルケ。データサイト『opta』によると、シーズンの後半戦に入ってここまで黒星がないのは、内田篤人やレオン・ゴレツカ、ユリアン・ドラクスラー、ケビン・プリンス・ボアテングらを擁し、3位でフィニッシュした2013-14シーズン以来、9年ぶりだという。

シャルケの復調の要因として最も大きいのが、守備面が安定してきたことだろう。今季前半戦の17試合ではで41失点もしていたが、後半戦に入ってからはシュツットガルト戦の1失点のみ。今冬の移籍市場で加入し、日本代表DF吉田麻也とセンターバックでコンビを組むモリッツ・イェンツが存在感を発揮していることも大きいだろう。今季はさまざまな選手とコンビを組んできた吉田だが、イェンツとのバランスは非常によく、ついに“真の相棒”を見つけたかもしれない。

2020-21シーズンに降格の憂き目にあい、今季から1部リーグ復帰を果たしたシャルケ。復帰から1年で再び2部リーグでの戦いを強いられることは絶対に避けたいはず。守備陣の好調で、残留へ向けて反撃開始だ。

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