マンUが6年ぶりにタイトルを獲得! 堅守ニューカッスルをカゼミロ&ラッシュフォードで崩し、カラバオ杯制覇

決勝でもラッシュフォードが大仕事をやってのけた photo/Getty Images

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インテンシティの高い一戦となった

27日、カラバオカップ決勝マンチェスター・ユナイテッド対ニューカッスル・ユナイテッドの一戦が行われた。負傷が心配されていたマンUのFWマーカス・ラッシュフォードは左ウイングのポジションで先発出場。一方のニューカッスルは守護神ニック・ポープが出場停止、第2GKマルティン・ドゥブラフカも起用不可能ということで今季新加入のGKロリス・カリウスに出番が与えられた。

序盤は決勝らしい固さもありながら、激しくボールを奪い合う試合展開となった。そんな中で最初にシュートチャンスを得たのはマンU。13分、FWボウト・ベグホルストがエリア内でボールを受けると反転して左足でシュート。やや勢いがなかったこともあり、ここはカリウスが落ち着いてキャッチした。

DFリサンドロ・マルティネスとDFファビアン・シェアが接触し、治療のためやや試合が中断する時間もありながら、32分にはエリア内左でボールを得たFWアラン・サン・マクシマンがマンUゴールに襲いかかる。キレ味鋭いドリブルでDFディオゴ・ダロトをかわし、右足で強烈なシュート。しかしここはGKダビド・デ・ヘアがセーブした。
するとその1分後、セットプレイから均衡が破れる。マンUが左寄りの位置でFKを得るとDFルーク・ショーが中央へクロス。MFカゼミロがヘディングで合わせ、33分にスコアを1-0とした。

さらに39分、得点量産中のラッシュフォードが追加点を生む。ベグホルストからのスルーパスをエリア内で受けると、ラッシュフォードが左足でシュート。DFスフェン・ボットマンの足に当たったボールはループ気味にニューカッスルゴールへと飛んでいき、これにはカリウスも対応できず。マンUがリードを2点に広げた。

前半アディショナルタイムにはベグホルストが左足で良いシュートを放つ場面もあったが、ここはカリウスがしっかりと弾き出し、2-0のままハーフタイムに突入。ニューカッスルは傷口を広げずに済んだ。

後半に入ると、追いつきたいニューカッスルがMFショーン・ロングスタッフに替えてFWアレクサンデル・イサクを投入。布陣を[4-3-3]から[4-2-3-1]のような形に変え、イサクはトップ下のポジションに入った。一方のマンUもイエローカードをもらっていたダロトを下げ、対人守備に強いDFアーロン・ワン・ビサカをピッチに送り出す。調子の良いサン・マクシマンを止めるため手を打ってきた。

後半開始直後はマンUのMFフレッジ、FWアントニーが立て続けにシュートを打ったものの、それ以降はニューカッスルの時間帯が続く。エリック・テン・ハーグ監督は流れを変えるため、70分にMFマルセル・ザビッツァーとMFスコット・マクトミネイを途中起用。ザビッツァーはそのままフレッジに替わって中盤に入り、ベグホルストと替わったマクトミネイはトップ下へ。MFブルーノ・フェルナンデスが左へ、ラッシュフォードがセンターフォワードへと移動した。

押し込みながらもなかなかシュートまで持ち込めないニューカッスルは、79分に再び交代カードを切る。MFジョー・ウィロックとMFジェイコブ・マーフィーが途中出場した。88分にはそのマーフィーが際どいシュートを放ったが、少しボールが曲がりすぎて枠を外れていった。

88分には試合を締めたいマンUが、ラッシュフォードを下げてDFハリー・マグワイアを投入する。後半アディショナルタイムにはMFジョエリントンのヘディングシュートが枠に飛ぶ危ないシーンもあったが、デ・ヘアがなんとか掻き出した。

その後、カウンターからMFブルーノ・フェルナンデスにチャンスが訪れる。ここはカリウスに間一髪セーブされ、ダメ押しの3ゴール目を奪うことはできなかった。

そして試合は2-0のまま終了。マンUが6年ぶり、テン・ハーグ体制下では初となるタイトル獲得を成し遂げた。常勝軍団復活の道を一歩踏み出したこのクラブは、プレミアリーグやヨーロッパリーグ、FAカップでも好成績を残せるのか。今季マンUの躍進ぶりに引き続き注目だ。

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