アーセナル離れて“92セーブ”と大忙し プレミアNo.2のセーブ数が示すレノの実力

フラムのゴールを守るレノ photo/Getty Images

ラムズデールに押し出されたが……

現在のアーセナルではアーロン・ラムズデールが絶対の守護神となっており、2021年夏の加入からスムーズに1番手の座を掴んでみせた。

それに押し出される形で2番手へと降格したのがドイツ人GKベルント・レノだ。

レノも実力者ではあるが、2021-22シーズンは開幕から3連敗と最悪なスタートだった。この開幕3試合でゴールを守ったのがレノで、第3節のマンチェスター・シティ戦は0-5で敗れるなど印象が悪かった。

ラムズデールとの序列が入れ替わったのもこのタイミングで、第4節からはラムズデールがスタメンに抜擢された。結局レノはリーグ戦4試合の出場でこのシーズンを終え、夏にフラムへと移籍することになった。

レノにとっては悔しい結果となったかもしれないが、その実力に疑問はない。今季のレノはフラムで大当たりなシーズンを過ごしているのだ。

現在フラムはプレミアリーグで暫定7位と良い位置につけているが、チームの絶対的守護神であるレノはここまで92回のセービングを記録している。これはブレントフォードGKダビド・ラヤの102回に次いでリーグ2番目に多い数字なのだ。

フラムといえば二桁11ゴールを挙げるFWアレクサンダル・ミトロビッチが注目されがちだが、懸命にゴールを守るレノの存在も躍進に繋がっている。レノ個人にとっても良い移籍となっているはずで、改めて実力を証明するシーズンとなっている。

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