今季だけで《キャリア10年の合計得点数》を超える? ポルトガルで19ゴールと突然目覚めた才能

ベンフィカで全盛期迎えるJ・マリオ photo/Getty Images

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インテルでは得点数が伸びなかった

今季のポルトガル国内リーグでは、チームメイト同士による激しい得点王争いが展開されている。

3日に行われた第23節ファマリカン戦にて2ゴールを記録し、得点ランク首位に躍り出たのはベンフィカFWゴンサロ・ラモスだ。ここまでの得点数は15ゴールとなっており、ポルトガルの未来を担う若きストライカーが躍動している。

それを1点差の14ゴールで追いかけるのは、同じベンフィカの先輩MFジョアン・マリオだ。30歳を迎えているジョアン・マリオはここまで14ゴールを挙げており、ファマリカン戦の直前までは得点ランク首位に立っていた。
驚きはジョアン・マリオの得点数だろう。スポルティングCPのアカデミーより出てきたジョアン・マリオは、デビューした2011年よりスポルティングCP、インテル、ウェストハム、ロシアのロコモティフ・モスクワ、そして2021年より現在のベンフィカと渡り歩いてきたが、得点力の高い選手というわけではなかった。

スポルティングCPでは通算127試合で16ゴール、インテルでは69試合で4ゴール、ウェストハムでは14試合で2ゴール、ロコモティフ・モスクワでは22試合で1ゴールとなっており、合わせても23ゴールだ。

それがベンフィカ加入以降は得点力が劇的にアップしており、今季はチャンピオンズリーグも合わせると19ゴール10アシストの成績を残している。今季の1シーズンだけでキャリア全体の得点数を超えてしまう可能性だってあるのだ。

かねてより得点力は課題の1つに挙げられてきたが、30歳にしてジョアン・マリオは全盛期を迎えている。ポルトガル国内リーグは5大リーグというわけではないが、レベルは低くない。そこで19ゴールは見事で、今季の欧州サッカー界ではトップクラスの点取り屋となっている。

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