レオンの上にはヴィニシウスだけ ミランのエースが誇る“CL2位”のドリブル突破数

トッテナム戦1stレグでも随所に持ち味を発揮したレオン photo/Getty Images

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攻撃の核となっている

最近はやや調子を落としている印象も受けるが、FWラファエル・レオンがミランの攻撃における最大のキーマンであることに変わりはない。9日に行われる大一番、チャンピオンズリーグベスト16のトッテナム戦2ndレグでも彼の活躍には期待がかかる。
 
昨季は公式戦42試合に出場して14ゴール12アシストという成績を残すなど、大きな飛躍を遂げたレオン。ミランにとって11年ぶりとなるリーグ優勝の立役者となった。今季に入ってからも彼の存在感の大きさは変わらなかったが、ワールドカップ終了後は公式戦12試合で2ゴール2アシストとややペースダウン。それに伴いチームも7戦未勝利という苦しい時期を経験した。
 
しかし、先月27日に行われたアタランタ戦ではレオンがFWジュニオール・メシアスのゴールを演出。10試合ぶりのアシストを記録している。続くフィオレンティーナ戦は累積警告により出場停止だったため、9日のトッテナム戦に向けて休養も十分だ。
 
そんなレオンに期待されるのは、やはりドリブル突破からのチャンスメイクだろう。今季CLにおいて、ドリブル試行数とドリブル成功数でトップに立っているのはレアル・マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオール(試行数65回、成功数27回)だが、2位は試行数50回、成功数23回のレオンとなっている。パリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペ(試行数40回、成功数17回)やFWネイマール(試行数31回、成功数14回)、バルセロナのFWウスマン・デンベレ(試行数39回、成功数12回)、ナポリのFWクヴィチャ・クワラツヘリア(試行数42回、成功数16回)といった名だたるドリブラーを大きく上回った。
 
ミランはレオンが欠場した先日のフィオレンティーナ戦を2-1で落としており、彼の不在の影響を大きく感じさせた。トッテナム戦に関しては1stレグを1-0の勝利で終えているため、守りきることさえできれば勝ち上がることも可能だが、当然リードを広げるに越したことはない。ここでレオンが2023年最高のパフォーマンスを発揮してくれれば、ミランはより余裕を持ってベスト8進出を果たすことができるはずだ(データは『WhoScored.com』より)。

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