リシャルリソンの不満も納得できる? 先発時の勝率“66.7%”が示す貢献度

トッテナムで先発の機会が増えないリシャルリソン photo/Getty Images

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得点数だけでは判断できない?

ミランとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦を落としたトッテナムでは、FWリシャルリソンが指揮官アントニオ・コンテの起用法に不満を漏らしていた。リシャルリソンは1stレグ、2ndレグともにベンチスタートで、プレイ時間は両試合ともきっちり20分で同じだった。

確かに今季のリシャルリソンはベンチスタートが目立つ。昨夏にエヴァートンから加入したものの、トッテナムの前線にはハリー・ケイン、ソン・フンミン、デヤン・クルゼフスキら実力者が揃う。今季はソン・フンミンが調子を崩しているが、それでもリシャルリソンの先発機会は増えなかった。

リシャルリソンも今季はリーグ戦で0ゴールとなっており、途中出場から結果を出せてきたわけではない。ただ、英『Daily Mail』はリシャルリソンが不満をこぼすのも一部理解できるとフォローする。
というのも、リシャルリソンが先発したゲームはまずまず勝率が良いのだ。先発したゲームは全コンペティション合わせて12試合あり、8勝を収めている。勝率は66.7%だ。一方でリシャルリソンが先発しなかった26試合は11勝に留まっている。

リシャルリソン自身の得点数は多くないが、リシャルリソンが先発したゲームは平均2ゴールを記録。ベンチスタート時は1.3ゴールとなっている。

もちろん対戦相手によって変わってくるが、同メディアはリシャルリソンの運動量や空中戦の強さ、ボールを収める力を評価している。得点数には反映されていないが、リシャルリソンが十分に貢献してきたとの評価だ。

ソン・フンミンの数字が伸びていないこともあり、リシャルリソンとしては先発機会が増えないことにフラストレーションが溜まっていたのだろう。失意のままチャンピオンズリーグの戦いを終えることになったが、コンテは前線の起用法を間違えたのか。

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