堂安律がチームの窮地を救った タイトル戦線に残る劇的ボレー弾

ホッフェンハイム戦で決勝ゴールを決めた堂安 photo/Getty Images

首位バイエルンとの勝ち点差は「7」

フライブルクに所属する日本代表MF堂安律が、土壇場でチームの窮地を救った。

フライブルクは12日、ブンデスリーガ第24節でホッフェンハイムと対戦した。第22節レヴァークーゼン戦で体調不良により途中交代し、直近の公式戦2試合では途中出場が続いていた堂安。この一戦でスタメン復帰を果たすと、すぐさま指揮官の期待に応えてみせた。

1-1の同点に追いつかれて迎えた試合終了間際の89分、フライブルクは左サイドの高い位置でボールを受けたノア・ヴァイスハウプトがドリブルで仕掛け、ゴール前へクロスを入れる。すると、ファーサイドから一気に加速し、中央へ走り込んだ堂安が滑り込みながら豪快に左足のボレーで合わせ、ゴールネットを揺らしたのだ。

試合はこのまま終了し、フライブルクが2-1でホッフェンハイムを撃破。暫定ではあるが、チャンピオンズリーグ出場圏内となる4位に浮上した。また、10試合を残して首位バイエルンとの勝ち点差は「7」と、なんとか優勝争いにも食らいついている。

試合後、チームの指揮官を務めるクリスティアン・シュトライヒ監督は「我々は今、仕事、仕事、仕事の状態が続いている。これは決して簡単なことではない」や「ホッフェンハイムの視点から言えば、この試合はドローで終えるべきだっただろう。しかし、我々は別の良いアクションを生み出すことができたし、少し運も味方したね」とホッフェンハイム戦を振り返りつつ「ノア・ヴァイスハウプトの良い動きから、リツが後ろから入ってきて素晴らしいゴールを決めた」と決勝ゴールに絡んだ2人を称賛している(フライブルク・オフィシャルより)。

目に見える結果以外のところでの貢献度も高く、今季好調なフライブルクをここまで献身してた堂安。リーグ戦では昨年9月に行われた第5節レヴァークーゼン戦以来、約半年ぶりとなるゴールを決めた(今季3ゴール目)。このゴールを機に、終盤戦へ向けてさらに調子を上げることができるのか。

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