“350万ユーロ”の移籍金から5年で世界最高級DFへ アンチ・ヴィニシウスとなったアラウホの成長

バルサの守備を支えるアラウホ photo/Getty Images

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2018年に合流した2人はライバルに

2018年、レアル・マドリードには当時よりネイマールとの比較もあったFWヴィニシウス・ジュニオールが合流した。

フラメンゴから加入したヴィニシウスはブラジル期待のヤングスターであり、レアルへ移籍した頃より注目度は高かった。

今そのヴィニシウスにとって強烈なライバルとなっているのが、バルセロナに所属するDFロナルド・アラウホだ。
ウルグアイ代表のアラウホも2018年にバルセロナへ加入しているのだが、当時の期待度はそれほど高くなかった。ウルグアイのボストン・リーベルでプレイしていたアラウホをバルセロナはボーナス込み350万ユーロの移籍金で引き抜いており、まずはバルセロナのBチームで技を磨くことになったのだ。

ところが、今やアラウホは堅守のバルセロナを支える世界トップクラスのDFと評価されるようになった。米『ESPN』は予想以上の大ヒット補強になったと振り返っているが、最大の強みは対人戦だ。

最近のクラシコでは左サイドに位置するヴィニシウスを抑えるべくアラウホを右サイドバックに回すパターンが増えており、『アンチ・ヴィニシウス』なんて呼び声もある。ヴィニシウスにとって厄介な壁となっているのは確かで、今のアラウホを突破するのは難しい。

バルセロナのサポーターも5年前の時点ではアラウホがここまで伸びるとは予想していなかったかもしれないが、同年にスペインへやってきたヴィニシウスとアラウホは共にチームの顔となり、強烈なライバル関係を築いている。

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