「この状況は好きにはなれなかった」 アザールがカタールW杯前から代表引退を決意していた理由

代表引退を決断したアザール photo/Getty Images

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GS敗退に終わったベルギー

FIFAワールドカップ・カタール大会でまさかのグループステージ敗退に終わったベルギー代表。10番を背負ったエデン・アザールはこの大会をもって代表を引退することを決めた。

アザールは現在レアル・マドリードで出場機会を得られておらず、W杯でも本来のパフォーマンスとはほど遠いものとなってしまった。10番の不調も響いたチームは、わずか1勝しか挙げられずにグループFを3位で終わり、自身も大会後に代表引退を発表した。

ただ、カタールW杯の結果が原因で、代表引退を決断したわけではないようだ。アザールはベルギー『HLN』のインタビューで引退について「前からW杯の後に代表を引退しようと思っていた。カタールでのパフォーマンスが僕の決断の決定打になったわけではない。もちろん、あのような終わりになったことは残念だったけど、僕の選択は前もって決まっていたんだ」と語り、大会前から代表を退くことを決意していた理由も明かしている。

「新しい選手たちが代表チームの扉をノックしていた。(自身は)レアルでプレイできていない中で、代表でプレイした。(自分よりも)若い世代が出場することがふさわしいのに、この状況は好きにはなれなかった」

アザールがレアルで出場できていない中で、若い選手は各国で結果を残している。それでも、自身が先発で起用されることに違和感を感じていたのだろう。世代交代を迎えるベルギー代表において、アザールはチームのことも考えて決断したのかもしれない。

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