モウリーニョが望むのはレアル・マドリードのCL決勝進出 友人アンチェロッティ率いる古巣クラブを支持

ひとまずローマをELベスト8まで導いたモウリーニョ監督 photo/Getty Images

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今でもレアルに思い入れがある様子

昨季の王者レアル・マドリードは今季も順調にチャンピオンズリーグを勝ち上がっている。かつてこのクラブを率いた現ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督は、彼らが再び決勝に進出することを望んでいるようだ。

CLグループステージを首位通過したレアルは、ベスト16で昨季決勝の相手であるリヴァプールと対戦。1stレグを5-2の大勝で終えると2ndレグも1-0で勝利し、2戦合計スコア6-2で準々決勝進出を果たした。

そして17日には準々決勝以降の組み合わせを決める抽選会が行われ、レアルの次の対戦相手はチェルシーに決定した。これは昨季の準々決勝でも実現した対戦カードであり、1stレグはレアルが3-1で先勝しながらも2ndレグでチェルシーが一時逆転するという激闘が繰り広げられた。今季のチェルシーはリーグ戦で10位に沈むなどやや低調だが、それでも要注意な相手であることに変わりはないだろう。
そんなレアルを応援しているのが、ローマの指揮官としてヨーロッパリーグを勝ち上がっているモウリーニョ監督だ。ローマは17日に行われたレアル・ソシエダ戦2ndレグを0-0で終え、2戦合計スコア2-0でEL準々決勝進出を果たしている。英『The Mirror』によると、モウリーニョ監督はそのソシエダ戦後にこのようなコメントを残していたようだ。

「私の心に寄り添うクラブがあり、友人としての付き合いがある監督もいる。レアル・マドリードは素晴らしいし、カルロ・アンチェロッティも素晴らしい。願わくばこのまま決勝まで勝ち進んでほしいよ」

モウリーニョ監督には2010年から2013年まで3シーズンに渡ってレアルを指揮していた過去がある。奇しくもレアルの対戦相手に決まったチェルシーも彼にとっての古巣だが、友人アンチェロッティ監督の存在がレアル推しを加速させているのだろう。

もし仮にローマがELを制し、レアルもCLを制したとなれば、モウリーニョ監督にとってはこれ以上ないシーズンとなるはずだが、はたしてどのような結末が待ち受けているのか。

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