レヴァンドフスキ失速でリーガの得点王争いが荒れてきた ウナル、ホセル、ムリキら中堅クラブ恐怖のFWたち

まだレヴァンドフスキは得点ランク首位だが…… photo/Getty Images

個人タイトルの行方が分からなくなってきた

クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシが去った影響も大きいだろう。リーガ・エスパニョーラの得点王争いが非常にオープンな戦いとなっている。

昨季はレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマがキャリア最高と言える輝きを放ち、27ゴールを奪って得点王のタイトルを獲得した。しかし今季のベンゼマは怪我もあり、ここまで10ゴールに留まっている。ここから数字が伸びてくるのかも分からない状態だ。

代わりに得点王候補へ名乗りを上げたのがバルセロナへ加入したFWロベルト・レヴァンドフスキで、序盤は6試合連続で得点を記録するなどレベルの違いを見せつけた。ところがレヴァンドフスキも年明けからペースダウンしてしまい、2023年に入ってからはリーグ戦で2ゴールしか奪っていない。

その間に他の選手が数字を伸ばしてきた。現在はレヴァンドフスキが15ゴールで得点ランク首位を維持しているが、2位にはヘタフェFWエネス・ウナル(13ゴール)、そこからセルタFWイアゴ・アスパス、エスパニョールFWホセル、レアル・ベティスFWボルハ・イグレシアス(12ゴール)が続く。ベティスこそ5位に位置しているが、セルタは10位、ヘタフェ13位、エスパニョールは17位と、下位から中位のチームに所属する選手が得点王レースに絡んでいるのは面白い。

10ゴールのアトレティコ・マドリードFWアルバロ・モラタ、マジョルカFWヴェダト・ムリキの得点王獲得だってあり得るだろう。レヴァンドフスキは19日に行われたレアル・マドリードとのクラシコでもゴールは奪えず、得点王レースはまだまだ予想がつかない。終盤戦へこうした個人タイトル争いも注目ポイントだ。

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