トッテナムを“バーンリー超改造”のコンパニに託してみては? 「新しいプレイスタイルで彼らを変えた」

チャンピオンシップ首位のバーンリーを指揮するコンパニ photo/Getty Images

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コンテ監督は立場が危うい

プレミアリーグ第28節のサウサンプトン戦に3-3と引き分け、勝点2を失ったトッテナム。その後アントニオ・コンテ監督が記者会見で選手たちに対する不満を爆発させたことが報じられ、指揮官交代はもはや時間の問題とみられている。

英『Squawka』はTwitterで「もしコンテが解任されたら、スパーズは誰にアポをとるべき?」と投稿し、8名の名前を挙げている。以前同クラブを率いたマウリシオ・ポチェッティーノ、スペイン代表監督を退いたルイス・エンリケ、現フラム指揮官のマルコ・シウバ、ドルトムントやチェルシーを率いたトーマス・トゥヘル、現ブライトン指揮官ロベルト・デ・ゼルビ、コーチのライアン・メイソン、現ブレントフォード指揮官トーマス・フランク、そして現バーンリー指揮官のヴァンサン・コンパニである。

実現の可能性はさておき、チームをしっかりと立て直してくれそうな面々が並んでいるが、面白いのはコンパニだ。現在指揮するバーンリーは、ショーン・ダイシによるロングボール主体の堅守速攻スタイルから、短期間で現代的なポゼッション重視のスタイルへと変化。プレミア・チャンピオンシップ(英2部相当)で首位を独走している。
独自の分析モデルに基づいて安価で将来性のある選手を獲得・入れ替えし、短期間でチームを作り変えることに成功したといわれ、コンパニが確たるビジョンをもってチームづくりを行ったことがうかがえる。先日のFAカップ、対マンチェスター・シティ戦では0-6と力の差を見せつけられたが、コンパニがトッテナムの選手層をベースにチーム改造を行ったらどうなるか、興味は尽きない。

英『METRO』では、チェルシーなどに所属した元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏のコメントを伝えている。

「今季、バーンリーで奇跡的な偉業を成し遂げているヴァンサン・コンパニはすばらしい任命になると思う。ほとんどお金はなかったが、新しいプレイスタイルを採用して、彼らを変えたんだ」

経験という面でリスクはあるかもしれないが、長期的なチームづくりも踏まえると、コンパニを指揮官に迎えるのは面白い選択になるかもしれない。

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