ケインの去就にも影響? コンテ騒動がトッテナムに引き起こす負の連鎖

ケインの退団は大ダメージとなる photo/Getty Images

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先行きが不安なトッテナム

トッテナムに暗雲が立ち込めている。アントニオ・コンテ監督の去就が怪しくなったことにより、FWハリー・ケインとの契約延長交渉も先延ばしとなってしまう可能性がありそうだ。

19日、トッテナムは最下位に沈んでいるサウサンプトンと対戦。74分にFWイヴァン・ペリシッチのゴールが決まり、スコアを3-1としたが、その3分後にすぐさま1点を返されてしまう。そして後半アディショナルタイムには痛恨のPKを与えてしまい、土壇場で同点に追いつかれてしまった。

3-3という結果に終わったこの試合後、コンテ監督が自らの選手たちに苦言を呈し、これが話題を呼んでいる。現在はトッテナム指揮官解任も囁かれているほどだ。
この影響を受けるかもしれないのがチームのエース、ケインだ。トッテナムとケインの契約は2024年6月までとなっており、契約延長が待たれる状況にある。しかし英『FourFourTwo』によると、この交渉が後回しとなる可能性もあるようで、移籍市場に精通するジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏のこのようなコメントが取り上げられている。

「アントニオ・コンテに関する問題を解決し、監督の将来について決断することが現在のトッテナムの最優先事項だ。ハリー・ケインとの交渉は後回しにされるかもしれない。今後数ヵ月の間に行われるだろう。我々が言及しているようにトッテナムは彼を引き留めようとするだろうが、今は新しい監督とさらなる決断を待つべき時だ」

トッテナムとケインの契約期間が残り1年半を切っていることもあり、マンチェスター・ユナイテッドなどいくつかのクラブが彼の獲得に興味を抱いているとも言われている。トッテナムとしてはコンテ監督を失うよりもケインを失うことの方が痛手なはずで、なんとしても流出は防ぎたいところ。そのためにも監督人事に関する迅速な決断が求められそうだ。

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