不確定なモウリーニョとローマの“3年目” 指揮官の行方を左右するセンターラインの強化

モウリーニョ監督の要望はかなうのか photo/Getty Images

まずは今季の結末に注目だが……

決まっている未来はどこにもない。ジョゼ・モウリーニョ監督が来季もローマにいるかどうかは、クラブの補強方針次第となりそうだ。

昨季ローマの指揮官に就任し、初年度からヨーロッパカンファレンスリーグ優勝という快挙を成し遂げたモウリーニョ監督。今季戦っているヨーロッパリーグでもベスト8まで勝ち上がっており、リーグ戦でもトップ4フィニッシュを十分狙える5位につけている。

そんなモウリーニョ監督とローマが交わした契約期間は3年であり、順当にいけば来季も指揮官は変わらないまま1年を戦っていくことになる。しかし、『Sky Sport Italia』によるとモウリーニョ監督はクラブからのさらなる支援を望んでおり、ローマ側の対応が彼の去就を左右する可能性もあるという。

同メディアによると、モウリーニョ監督は経験豊富で完成度の高いセンターフォワード、セットプレイも得意なセンターバックや中盤の選手の獲得を望んでいる。特にCFはFWタミー・エイブラハムにプレミアリーグ移籍の噂なども挙がっているため、退団となれば一気に補強の必要性が高くなる。

ローマとモウリーニョ監督はお互いに上手くマッチしている印象があり、できることなら今の体制のままでさらなる高みを目指していく姿が見たいところ。ローマとしても、昨季チームに14年ぶりのタイトルをもたらしたモウリーニョ監督には出ていってほしくはないはずで、彼の要望にどこまで応えるかが見ものとなる。

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