コロンビアのスター選手・ハメスは今 エヴァートン、カタール、ギリシャと迷走した天才レフティー復活のサイン

コロンビア代表の主役であるハメス photo/Getty Images

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日本戦のメンバーにも入っている

24日に韓国、そして28日に日本代表と親善試合を戦うコロンビア代表。すでに招集メンバーは発表されているが、その中でもコロンビア代表の有名プレイヤーといえばFWラダメル・ファルカオとMFハメス・ロドリゲスだろうか。

特にハメスは2014年のワールドカップ・ブラジル大会で大ブレイクしたことで、日本のサッカーファンの間でも有名な存在となった。コロンビア代表の中で最も知名度がある選手と言っていいかもしれない。

では、現在のハメスはどういう状況にあるのか。
2014年のブラジル大会で得点王を獲得したのは見事だったが、その成功をクラブシーンへ繋げられなかったところがある。2014年より所属していたレアル・マドリードでは絶対的な主力になれず、2017年には出番を求めてバイエルンへレンタル移籍。

2020年にはイングランドのエヴァートンへと向かったものの、この挑戦も僅か1年で終了することに。2021年にはカタールのアル・ラーヤンと契約し、またまた1年後の昨夏にはギリシャのオリンピアコスへと移籍している。欧州5大リーグを離れていることもあり、ハメスのピークは過ぎたとの見方もあるだろう。

しかし、今季はオリンピアコスでリーグ戦18戦5ゴール6アシストとまずまずの成績を残している。ギリシャ・スーパーリーグはプレイオフラウンドへ入っているが、そこでもハメスはアシストを記録してチームを勝利へと導いている。

2014年当時ほどのキレはないかもしれないが、まだ31歳と中堅世代の選手だ。オリンピアコス移籍後は明らかにフォームが上がっており、日本戦でも脅威となる可能性がある。

昨年のカタール大会出場を逃したとはいえ、コロンビアは南米を代表する強豪の1つだ。ハメス、ファルカオ、FWラファエル・サントス・ボレ(フランクフルト)、MFマテウス・ウリベ(FCポルト)、DFダビンソン・サンチェスら厄介な選手もメンバーに入っており、ハメスの左足から動き出す攻撃陣は要警戒だ。

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