カイセドら擁するエクアドルまで撃破したオーストラリア代表が本当に強い 再び“アジア最強国”目指せるチームへ

エクアドルと親善試合を戦ったオーストラリア代表 photo/Getty Images

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カタール大会・ベスト16は偶然ではない

昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でベスト16に入るサプライズを起こし、世界の注目を集めたオーストラリア代表。

グラハム・アーノルド監督の下で継続することを選んだチームは、24日にエクアドル代表との親善試合を戦った。グループステージ敗退に終わったものの、エクアドルも昨年のカタール大会でオランダ代表と1-1で引き分けるなど印象的な戦いを見せたチームだ。

今回のオーストラリア戦でもブライトンで活躍するMFモイセス・カイセド、カタール大会に出場していたMFジェヘクソン・メンデス、ブライトンで三笘薫とコンビを組む左サイドバックのペルビス・エストゥピニャン、最終ラインの要であるレヴァークーゼン所属のピエロ・インカピエら主力が先発しており、簡単に倒せるチームではない。
だが、オーストラリアはそのエクアドルを3-1で撃破。カタール大会での勢いは続いているように感じられる。

オーストラリアの方はカタール大会で最終ラインを束ねたセンターバックのハリー・ソウター、キー・ロールズがコンビを組み、中盤ではメルボルン・シティでプレイする24歳のMFエイデン・オニールがデビュー。マンチェスター・シティのリザーブチームでプレイする19歳のMFアレクサンダー・ロバートソンもデビューするなど、若手が戦力を底上げしている。

ニューカッスルからスコットランドのハーツにレンタル移籍している18歳のFWガラン・クオルも途中出場し、このゲームで3点目を記録。英『The Guardian』は「若手が活躍するオーストラリアには明るい未来が見える」と称えており、オーストラリアは明らかに強くなっている。

来年にはアジアカップも控えているが、優勝を狙う日本代表のライバルチームの1つとなるだろう。カタール大会ベスト16入りも偶然ではなく、再びアジアのトップを狙えるだけの戦力が整いつつある。

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