ポルトガルで輝きを放つ“リビア代表の潰し役” パスとインターセプトで好成績を残すMFは今夏の移籍もあるか

2ステップアップもあるか photo/Getty Images

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ポルトと2位を争うブラガ

今季はポルトガルのビッグ3の1つであるスポルティングCPの上を行き、3位に位置しているブラガ。首位を独走中のベンフィカには勝点10差を付けられているものの、直接対決には勝利しており首位クラブに今季唯一の黒星を付けた。

そのブラガを支えているボランチがアル・ムスラティだ。リビア代表のボランチがプリメイラリーガで存在感を発揮している。

母国のクラブから2017-18シーズンにヴィトーリア・ギマランイスへ移籍。加入後しばらくはBチームでの出場が続くものの、2019-20シーズンに初出場すると、シーズン途中にはリオ・アヴェに期限付き移籍してカルロス・カルヴァリャル監督の下でリーグ戦12試合に出場した。

翌年にはカルヴァリャル監督が就任したブラガへと移籍する。1年目から28試合1ゴール3アシストと主力となると、指揮官が代わった3年目の今季もここまで22試合3ゴール2アシストと活躍。中盤でボールを刈り取ってカウンターへとつなげるボランチとして君臨している。

また高パフォーマンスは数字にも表れており、1試合のロングパス成功数は「6.7本」とリーグトップの成績を記録。さらに1試合ごとのインターセプト数も「2.2」とリーグ全体4位で、中盤での速攻には彼の存在が必要不可欠なのである。

近年ポルトガルで活躍した実力者たちがプレミアリーグを中心に各国で活躍している。昨夏にも移籍の噂があったものの、ムスラティは最終的にはブラガ残留を選んだ。しかしポルトガル『A BOLA』は今季も移籍の可能性があり、移籍ウインドウに名前が載るだろうと報じている。今夏、ブラガとリビア代表で潰し役となる“アル・ムスラティ”の名前を聞く機会も増えるかもしれない。

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