このコロンビアでも南米予選敗退だった衝撃…… 森保ジャパンが目指すW杯ベスト8の壁は高すぎる

コロンビアは南米予選6位だった photo/Getty Images

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南米のテクニックを思い知らされる結果に

28日にコロンビア代表と親善試合を戦った日本代表は、惜しくも1-2と敗れた。

森保ジャパンにとっては3年後のワールドカップ2026年大会へ向けての第一歩だったわけだが、やや厳しい船出となったか。

今回は球際の強さや南米仕込みのパスワークなど、随所にコロンビアの巧さが出ていたゲームだったと言える。日本は開始早々にFW三笘薫のゴールで先制したものの、その後はコロンビアにペースを握られてしまった。
さらに恐ろしいのは、コロンビアがベストメンバーではないことだ。まずはリヴァプールFWルイス・ディアス(26)だ。現在は怪我で離脱しているが、今後のコロンビア攻撃陣を引っ張っていく存在となるに違いない。

フェイエノールトからリーズ・ユナイテッドへやってきたFWルイス・シニステラ(23)も突破力のあるウイングだ。ディアスとシニステラの2人は欧州トップでも通用する推進力を備えている。この2人がいれば、今夜の攻撃陣はさらに迫力を増したことだろう。

他にもベテランではあるが、FWファン・クアドラード(34)、FWドゥバン・サパタ(31)、ルイス・ムリエル(31)といった実力者も今回はメンバーに入っていない。復調気味のハメス・ロドリゲス(31)も今日はベンチ外だった。

コロンビアは2014、2018と2大会連続でワールドカップに出場したが、カタール大会は南米予選6位に終わって出場を逃してしまった。2026年大会からは南米の出場枠が4.5から6.5に拡大するとはいえ、やはり南米予選は厳しい。チリ代表も南米予選7位でカタール大会出場を逃しているくらいだ。

今回の日本はウルグアイ(1-1)、コロンビア(1-2)と南米2チーム相手に白星を挙げられなかった。コロンビアはカタール大会出場を逃しているとはいえ、さすがに強い。カタール大会でドイツ、スペインに勝ったことで日本サッカー界は波に乗っていたが、改めて世界のレベルを知る機会となったのではないか。目指すワールドカップ・ベスト8のレベルは想像以上に高い。

三笘を中心とした攻撃、ベルギーで着実に成長しているFW上田綺世、2試合とも右サイドバックに入った菅原由勢、長友佑都の後継者を目指す左サイドバックのバングーナガンデ佳史扶の登場など収穫もあったが、ここから2026年大会へどうチームを構築していくのか。

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