浦和GK陣の出場争いはさらに激しさを増す デビュー戦でポテンシャルを発揮した牲川歩見

浦和デビューを飾った photo/Getty Images

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昨季浦和に加入した

浦和レッズと清水エスパルスがルヴァンカップのグループステージ第2節で対戦。1-1のドローで終わったこの試合で、浦和デビューを飾った男がGK牲川歩見である。

昨季浦和に加入して、今試合で初めてゴールマウスを守った牲川。195cmという長身を生かして安定感のあるハイボール処理を見せる。前半は浦和優勢だったこともあり、見せ場はあまりなかったが、徐々に清水に攻め込まれると自身のポテンシャルを発揮する。

とくに圧巻だったのが試合終盤だった。右サイドから北爪健吾のクロスに合わせた途中出場の北川航也のヘディングに反応して好セーブ。さらには浦和のビルドアップのミスを突いてボールを奪った北川が、ペナルティエリア内へ進入してシュートを放つ。牲川の反応とは逆方向に打たれたシュートだったが、残っていた手で弾き出してピンチを救った。

アカデミー時代を過ごしたジュビロ磐田では出場できなかったものの、アスルクラロ沼津、水戸ホーリーホックなどで活躍し、昨季浦和へと加入。西川周作や鈴木彩艶のハイレベルな出場争いに昨季は割って入ることができなかったが、今季はデビュー戦で高いパフォーマンスを見せた。今季新加入の吉田舜を含め、浦和GKの出場争いはさらに激しさを増していくことだろう。

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