C・ロナウド2世候補だったFWはプレミアで躓いた 《18歳で3500万ポンド》の移籍金は重圧大きすぎたか

現在はPSVでプレイするファビオ・シルバ photo/Getty Images

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獲得当初の期待は大きかった

ポルトガルからはFCポルト、ベンフィカ、スポルティングCPを中心に続々と優れた若手が出てきており、今のポルトガル代表にも優秀な若手が揃っている。

その波に乗り切れなかったのがFWファビオ・シルバだ。

近年はイングランドのウォルバーハンプトンに向かうポルトガル人選手が増えており、ファビオ・シルバも2020年にポルトからウォルバーハンプトンへ移籍。移籍金はクラブレコードとなる3500万ポンドで、まだ18歳だったファビオ・シルバにとってはプレッシャーとなっただろう。
185cmと恵まれたサイズを持っていることからクリスティアーノ・ロナウドとの比較もあったが、ファビオ・シルバはウォルバーハンプトンで躓いた。通算62試合で4ゴール6アシストに留まり、若手とはいえ納得できる数字ではない。

英『The Sun』によると、ファビオ・シルバはウォルバーハンプトンへの移籍が早すぎたと振り返る。もう少しポルトで経験を積んだ方が良かったとの見方だ。

「僕は18歳になったばかりだった。ポルトでもっと見せられなかったのは少し残念だよ。もう1、2年滞在すべきだったが、もうそれについては考えていない」

では、現在ファビオ・シルバがどこへいるかご存知だろうか。昨夏にはベルギーのアンデルレヒトへレンタル移籍したのだが、シーズン途中の今冬にはレンタル先をオランダのPSVへと変更。

ベルギー国内リーグでは20戦7ゴール、エールディヴィジでは7戦3ゴールと結果は出ているが、ファビオ・シルバがオランダで奮闘していることを知らない人も多いかもしれない。

ポルトガル代表にもまだ入れていないが、20歳のファビオ・シルバはここから上昇気流に乗っていけるのか。サイズ的にも魅力のあるFWで、まずはレンタル先で結果を出してA代表へと繋げてほしいところだ。

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