“最大の武器”縦への仕掛けから先制点を創出 先発で浦和レッズの勝利に貢献した関根貴大

先発出場した関根 photo/Getty Images

興梠の先制点で好プレイ

浦和レッズはJ1第6節で柏レイソルと対戦。3-0で勝利してリーグ戦4連勝を飾った。この試合で、興梠慎三の先制点をお膳立てしたアタッカーが、関根貴大である。

前節のアルビレックス新潟戦、ルヴァンカップの清水エスパルス戦に続き、左サイドハーフで先発出場した関根。前半は積極的に動き回ってボールを引き出そうとするものの、強度の高い柏の守備陣に苦戦する。

それでも、前半終了間際の44分、マリウス・ホイブラーテンのキックを明本考浩が受けると、関根にボールが渡る。すると切れ味鋭い縦への突破を図りチャンスを創出し、折り返しを興梠が決め切った。

ボールを持つと推進力のあるドリブルで会場を沸かせてきた関根。ただ、近年は運動量豊富に攻守に動きながらパスやシュートで攻撃の起点となるなど進化を遂げてきた反面、ドリブルで仕掛けてチャンスを作り出す形は減っていた。

それでも先制点のシーンでは、最大の武器であるドリブルを生かして均衡を破る重要な仕事をこなして見せた。マチェイ・スコルジャ体制の浦和でも、彼は存在感を発揮する。

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