“50万ユーロ”でプレミアへやってきた男はドログバを超えた 左足一本で魅せる一流チャンスメイカーの証明

マンCで活躍を続けるマフレズ photo/Getty Images

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積み重ねたアシストの数は56

若い頃ほとんど無名に近い存在だったレフティーアタッカーは、今やプレミアリーグを代表する選手の1人となった。

1日に行われたリヴァプール戦でアシストを記録し、チームを勝利に導いたマンチェスター・シティ所属のアルジェリア代表FWリヤド・マフレズは今や誰もが認める一流のチャンスメイカーだ。2014年にレスター・シティへ加入して以降、マフレズはプレミアで違いを作り続けてきた。

右サイドからの仕掛けはある程度研究されているはずだが、分かっていても止めづらい。リヴァプール戦でのアシストにより、マフレズのプレミアリーグ通算アシスト数は56に。英『Squawka』によると、これはプレミアでプレイしたアフリカ出身選手の中で最多の数字だという。これまでは元チェルシーのコートジボワール代表FWディディエ・ドログバの55アシストが最多となっていたが、それを塗り替えたことになる。
マフレズが最初にブレイクしたのはレスター・シティでのことだが、2014年にフランスのル・アーヴルから加入したマフレズの移籍金は50万ユーロだった。細身な肉体でプレミアの戦いに適応するのは難しいとの意見もあったが、マフレズはその疑問を跳ね除けた。

レスターでは同じく世界的には無名だったMFエンゴロ・カンテ、FWジェイミー・バーディらと奇跡のプレミア制覇を達成しており、そこからカンテはチェルシー、マフレズはマンCへとステップアップ。マンCの前線はライバルも多いが、マフレズはその競争の中で自身の強みを発揮し続けてきた。

遅咲きと呼べる選手かもしれないが、アルジェリアより出てきた才能はプレミアの歴史に名を残すことになった。

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