“ユーヴェの心臓”が誕生日に語った熱き思い 困難を乗り越え2冠獲得へ

今季もここまでユヴェントスを支えてきたラビオ photo/Getty Images

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みんなと一緒に勝ち取りたい

4月3日に28歳の誕生日を迎えたユヴェントスのフランス代表MFアドリアン・ラビオ。チームメイトたちから誕生日を祝福された際、彼が行った熱いスピーチが話題を呼んでいる。

ラビオは、2019年夏にパリ・サンジェルマンからユヴェントスへ移籍。加入初年度からチームの主力として活躍し、今季もここまで公式戦33試合に出場して9ゴール4アシストの活躍を見せている。チームが変革期を迎えている中で、替えのきかない、チームの“心臓”と言っても過言ではない選手となっているのだ。

しかし、そんなラビオとの契約は今年6月まで。ユヴェントスは契約延長のオファーの準備を進めているようだが、古巣PSGも含めて国内外の多くのビッグクラブも彼に関心を示しているようで、今夏の去就に注目が集まっている。ただ、移籍市場が開くのは2ヶ月近く先のこと。今は、残りの試合で自身の全てをユヴェントスに捧げるつもりでいるようだ。
チームメイトたちがラビオの誕生日を祝福するとともに、彼が真剣な眼差しでスピーチをする動画をユヴェントス公式Twitterが公開。その中でラビオは次のような思いを語っていた。

「シーズン終了まであと2ヶ月。手にすることができるトロフィーが2つあり、チームのためにそれらを勝ち取ることが僕らの目標だ。僕らは今季、いくつか困難な時期を経験してきたけど、僕はみんなと一緒にそれらを勝ち取りたいんだ。明日のインテル戦(コッパ・イタリア準決勝)から始めよう」

ユヴェントスはここまで28試合を消化して18勝5分5敗。勝ち点「59」でセリエAの2位につけているはずだった。しかし、今年1月に不正会計の発覚などによって勝ち点「15」が剥奪され、現在は7位となっている。ただ、ユヴェントスはペナルティを科されたあとも調子を崩さず、着実にポイントを積み重ねており、CL圏内にいる4位インテルとの勝ち点差は「6」と、まだまだトップ4フィニッシュが可能。また、ヨーロッパリーグとコッパ・イタリアでは順調にコマを進めており、2冠の可能性も残している。

今回のラビオのスピーチは、大事な今季終盤戦へ向けて、チームの士気をより一層高めたに違いない。はたして、ラビオを含めたユヴェントスの選手たちは困難を乗り越え、栄光を勝ち取ることができるのか。

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